喫茶ボネ

1年半の限定営業!珈琲とプリンが自慢の「喫茶ボネ.」【福岡市中央区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡にあるそんな「昭和レトロを感じられる喫茶店」や「ネオ喫茶」をご紹介していきたいと思います。

そもそも「ネオ喫茶」とは?

近年のレトロ喫茶ブームの中、「ネオ喫茶」というジャンルが話題になっています。

ネオ喫茶をざっくり説明すると、昔ながらの喫茶店のメニューやサービス、雰囲気を現代的に解釈してアレンジした業態、または「カフェ」ではなくあえて「喫茶」の看板を掲げたお店の総称です。

具体的に「これがネオ喫茶」という定義は存在せず、各店店主の思いに委ねられています。

 

天神の大動脈「渡辺通り」から路地を入った場所に佇ずむ「喫茶ボネ.」

 

さて、まずは今回ご紹介する「喫茶ボネ.」の場所をご説明しましょう。

天神を縦断するように走る「渡辺通り」の西側の路地沿い。天神南にある商業施設「BiVi福岡」の真裏になります。

白いテラスを構えたグリーンの壁が目印となります。

地下鉄「渡辺通駅」、西鉄「薬院駅」からいずれも徒歩5分とアクセスも良好です。

 

 

店頭に掲げられた「珈琲とプリン」の木の看板。かなりインパクトあります!

 

 

グリーンの壁面に映えるスタイリッシュなロゴマーク。入店前からセンスを感じます。

 

 

入り口の左右には小さな白いテラス席も完備されています。これからの季節、とても気持ちよさそうなスペースですね。

 

落ち着いた空気が漂う、センス溢れる店内空間

 

店内は入って左側がカウンター席、右側がテーブル席になっています。

 

 

アンティーク調の壁面が印象的なカウンターの裏には、ウエッジウッドやノリタケといった昔ながらの喫茶店でよく採用されていた高級カップがズラリと並びます。

 

 

こちらはウッド感のあるスタイリッシュなテーブル席。席の間は程よい間隔があり、ゆったりと過ごせそうです。

 

 

天井からはアンティーク調のライトが下がり、店内をムーディーに照らしています。

 

 

壁面に飾られている個性的なタッチのイラストは、なんとマスターの奥様の作品。どれも味があり、ついつい見惚れてしまいます。

 

 

お店で使用しているコーヒーはマスターの後輩である東京の「ヘーガンオーガニックコーヒー」の豆を採用。

コーヒー豆は焙煎度合い別に蓋付きのガラス瓶に入れられ、カウンターの一角にディスプレイされています。

 

 

マスターを呼ぶ時はこちらのベルでお知らせしましょう。こんな遊び心、思わず顔がほころんじゃいますよね。

 

 

喫茶ボネ.が生まれるまで

こちらがマスターの村山浩一郎さん。昔の喫茶店を彷彿とさせる蝶ネクタイがトレードマークです。

 

「喫茶ボネ.」のマスター・村山浩一郎さんは東京のご出身。関東でサラリーマンをしていた頃、よく出張で福岡に来ていたらしく、そこで奥様と出会いご結婚。結婚後は福岡に移住され、奥様とともに会社を立ち上げ、イベント企画運営やPRなど様々な事業を展開されておられました。

 

そんな中、現在お店が入居しているビルが1年半後に取り壊されるまでの間、何か活用できないか?という相談を受けることに。いろいろ考える中、元々先述した東京「ヘーガンオーガニックコーヒー」の後輩と「ゆくゆくは一緒に何かやりたいよね」という約束を思い出し、ご自身が大のコーヒー好きということもあり、1年半という期間限定でお店をやることを決意。

 

お店のコンセプトを決める時、改めて「カフェの定義」について考えたところ、「カフェ=エスプレッソメインのコーヒーを提供するお店」と位置付けられました。

 

それに反し、エスプレッソメニューもあるものの、昔ながらのハンドドリップで珈琲を提供する事を決め、カフェでも無く喫茶店でも無い「喫茶」と冠することに。メニューは「珈琲とプリン」の二枚看板とされました。

 

ちなみに「ボネ」とはイタリアの伝統菓子であるチョコレート風味の濃厚なココアプリン「ボネ」から拝借したそうです。

 

そして2024年4月、1年半の期間限定で「喫茶ボネ.」を開業。オープン直後からSNSで話題となり、たった4ヶ月で一躍人気店の仲間入りをされました。

 

二枚看板の「珈琲とプリン」を味わってみる

 

それではメニューをチェックしていきましょう!

喫茶ボネ.の二大看板と言えばやっぱり「珈琲とプリン」。

代表的なプリンはネロと呼ばれる「黒プリン」とビアンコと呼ばれる「白プリン」の2種類があり、お値段は各800円。

珈琲は浅煎り・深煎り・中深煎りの「ボネブレンド」の3種類があり、各600円となっています。

 

その他にも、ティラミスやアフォガードなどのスイーツやエスプレッソ、紅茶、レモンスカッシュやグラスワイン、クラフトビールなどもラインナップされています。

 

 

コーヒーはハンドドリップスタイル。マスターが一杯一杯丁寧にドリップしてくださいます。

 

 

カウンターに座り、ドリップシーンを眺めながらマスターと談笑するのも楽しい過ごし方のひとつ。ドリッパーやポットもクラシカルで素敵です。

 

 

今回オーダーしたのは中深煎りの「ボネブレンド」。元々深煎りのコーヒーが好きなマスターだけに、しっかりとした苦味がありつつも、バランスの取れた味わいに仕上がっています。プリンとの相性もぴったり。

ちなみにカップに注げないコーヒーは別添えで提供してくれるので、ちょっぴりおトクな気持ちになれちゃいます。

 

 

そしてこちらがもうひとつの看板メニュー「黒プリン」

特筆すべきはその独創的なビジュアル。丸いアルミトレイにはたっぷりのカラメルソースの海があり、直径15cmほどの平べったい形状のプリンが島のように浮かんでいます。

 

 

レトロ調の長いスプーンでいただきます。きび砂糖で作るプリンは素朴な味わい。カラメルソースには仕上げにアルマニャックというブランデーを使用しているそうで、これが独特の香りを醸し出しているんです。プリンにたっぷり絡めて食べてみてくださいね。

 

ちなみにもうひとつのプリン「白プリン」の正体はパンナコッタで、こちらも黒プリンに負けず劣らず人気なんだそうですよ。

 

 

お客さんの大半はSNSを見て来店する若い女性かと思いきや、「週末はそうなんですが、平日は意外にも年配の方も多くて、男女比も4:6と男性のお客さんも多いんですよ」というマスター。

 

その理由を尋ねたところ、「カフェではなく喫茶と名付けている点と、珈琲とプリンという昔から親しみのあるメニュー構成、そして今風の若者スタッフではなく蝶ネクタイ姿のおじさんマスターが居るところじゃないでしょうか?」とのことでしたよ。

 

なお、不定期で「夜ボネ.」という有名シェフを招いたフードの提供とお酒メインのイベント営業も開催しているそうなので、興味のある方はインスタグラムをチェックしてみてくださいね。

 

 

喫茶ボネ.

住所:福岡市中央区渡辺通4-1-20

営業時間:10:00〜18:00

定休日:月曜日

喫煙:全席禁煙

Instagram:https://www.instagram.com/bonet.cafe/

 

 

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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