忘れていた感情が呼び起こされる。7月14日(金)公開の映画『CLOSE/クロース』と福岡ローカルプロモーション

7月14日(金)より全国公開される映画『CLOSE/クロース』と、公開に伴い実施される福岡プロモーションについてご紹介します。

「友情と愛情の境界線など、いったい誰が決めたのだろうか?」

714日(金)より、KBCシネマで公開される映画『CLOSE/クロース』をひとあし早く鑑賞した際、見ながらついとってしまったメモが上記のフレーズ。

 

 

本作は、トランスジェンダーの主人公がバレリーナを目指す姿を描いた『Girl/ガール』でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞したルーカス・ドン監督が、13歳の2人の少年に起こる関係の変化を描いた長編第2作。

 

タイトルとしてあらわされた『CLOSE/クロース』は、副題がなければ「くろーず」と読んでしまいそうだが、本作にこめられた意味は「クロース=近い」という意味。「親友」のことを「close friend」と表現するように、実に仲の良い友人との距離感を表現したタイトルだ。

 

© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

 

主人公となる13歳の2人の少年。幼なじみとして四六時中一緒にいてもまったく疑問に思わずにきたこの二人。しかし、一緒に進学した学校で、クラスメイトから「あなたたち、付き合ってるの?」というひとことを浴び、亀裂が生まれてしまう。

 

© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

 

みなさんにも、経験があるのではないだろうか。

自分と相手の境目がわからなくなるほど、同じことを考え、ともにいても何の違和感もないような友情。夜、お互いの家に戻ることが惜しくて仕方なくなるような気持ち。

しかし、お互いの認識に齟齬がなかったにも関わらず、第三者からの心外な表現によって、その価値観がゆさぶられてしまい、関係性が突如別の概念に切り取られてしまうような痛み。

 

本作は「友情」としてこのテーマを切り取っているが、自認している感情や関係性が第三者のバイアスによって揺らいでしまう恐怖は、大人になっても無縁とは言い難い。

そんなとき、何を是とし、何を受け入れ、何と距離を置くのか。

心の強さを求められる瞬間でもあり、また同時に、それは強さなのかと疑問にも思ってしまう。そんなことをぐわっと全身で感じる作品だ。

 

エデン・ダンブリン|レオ ベルギー生まれ。俳優・ダンサー。『Girl/ガール』(18)で主人公ララを演じたビクトール・ポルスターと同じバレエスクールに通う。14歳の時に電車内でルーカス・ドンと偶然出会い、主人公・レオ役のオーディションに受けることを薦められ、見事抜擢。本作で映画デビューを果たす。 © Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

 

気持ちは変わらないのに、行動が伴わなくなってしまうような、身を切り裂かれる想い。

しかし、それまでと同じ関係性のままではいられなくなってしまうことへの戸惑い。

そして、そんな友人の行動の理由がわからずに、思い悩んでいく少年の苦悩。

 

グスタフ・ドゥ・ワエル|レミ ベルギー生まれ。俳優。本作のオーディションでレオ役のエデン・ダンブリンとのペアでの演技を高く評価され、レミ役の座を勝ち取る。本作で映画デビューを果たす。 © Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

 

本作では、こうして関係性に水を挿された少年・レオの態度が変容し、その変容を受け止めきれないもう一人の少年・レミとの間できまずい雰囲気が流れる。そして、些細なことで二人は大喧嘩に。その翌日、登校しなかったレミを気に掛けるレオは、衝撃的な事実を告げられるー。

 

ここで難しいのが、心無い一言を言ったクラスメイトには、他意がなかったこと。

しかし、確実に二人の少年の人生に、見えない楔を打ってしまったのだ。

 

  

 

【作品詳細】

『CLOSE/クロース』 104分/ベルギー・フランス・オランダ合作)

 

© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

 

13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも一緒に時間を過ごす大親友だった。しかし、ある時、2人の親密すぎる間柄をクラスメイトにからかわれたことで、レオはレミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。そのせいで気まずい雰囲気になる中、2人は些細なことで大ゲンカをしてしまい……

75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、グランプリを受賞(クレール・ドゥニの「Stars at Noon」と同時受賞)。第80回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞、第95回アカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされた。

 

監督:ルーカス・ドン(Girl/ガール』)

キャスト:エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル 、エミリー・ドゥケンヌ

公式サイト:https://closemovie.jp

予告編:https://youtu.be/kibK7xvdW7I

714()より全国公開/福岡では同日よりKBCシネマにて公開

配給:クロックワークス 

 

 

 

公開を記念した福岡プロモーションも

本作は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などで知られる気鋭の映画会社「A24」が北米での配給権を買い付け、KBCシネマ支配人も「この夏、KBCシネマの勝負作」と太鼓判を押すなど、話題・実力共に十分な作品だ。

 

また、今回のローカルプロモーションでは、花畑が美しい本作にちなみ、警固の人気ドライフラワーショップ「コテジャルダン警固」とコラボしたキャンペーンを展開している。

 

 

 

また、福岡を拠点に活動するグラフィックデザイナーのみさこみさこ氏&福岡映画部による劇場パブボード制作が決定(公開日よりKBCシネマロビーにて公開)。

 

photo:misako misako

 

photo:misako misako

 

photo:misako misako

 

photo:misako misako

 

photo:misako misako

 

photo:misako misako

 

photo:misako misako

 

こうして地元カルチャーと作品を結びつけること、映画宣伝の場を借りて作品のテーマを深く掘り下げることにチャレンジしている。

 

© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

 

映画の話題をローカライズさせながら、作品を届けるべき方へきちんと手渡していくという、サブカルチャーへのあくなき試みとあたたかなまなざしを、作品とともに感じてほしい。

 

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