「経営者の認知をゆさぶる」人材育成の視点で担うコンサルティング
法人COTEN CREW(以下、法人コテンクルー)の方々に、コテンラジオとの出合いやビジネスにおける影響などをお聞きする「私とコテンラジオ」、第四回は「reborn株式会社」の代表取締役・羽渕彰博さんにご登場いただきます。
まずは羽渕さんのビジネスについてお伺いしました。
羽渕
確かに、自分の業務が会社の何に寄与し、社会にどう貢献しているのかをメタ認知できると、自分の置かれている立場を客観視できるようになりますし、どんな小さな作業にも理由があることが理解できるようになりますよね。そのほうが、仕事のおもしろさも深まるように思います。
羽渕
羽渕さんの会社では、そうした「人を育てる」という視点でのコンサルティングを行い、その企業の組織文化の醸成に貢献しています。
では、どういったキャリアからこの事業を創造されたのでしょうか。
羽渕
「あ、これは社会を変えないと」
と思ったのがきっかけです。
結局、子育てのためにいいことをしようとみんな口にはしているけれど、システムが古いままだと、現状維持バイアスはとれないんですよね。
人材会社で、育休の課題なんてみんなわかってるのに、7,000名で一人という事実がまさにそれを物語っているなぁと。自ら実践者なり、社内改革も考えたのですが、子どもの成長は待ってくれないので起業する道を選びました。
また、世代間のギャップも開いたままです。今の50代と20代では、社会に出て働くことそのもののとらえ方が全然違います。その事実を中長期的戦略で考えていく必要があるな、と。いまいまのことだけを考えて短期的に「自分たちのときだけどうにかできればいい」を繰り返していると、日本はじり貧になるなと思うんです。
まるでコテン代表・深井氏の話を聞いているような気持ちになってくるフレーズのオンパレード!見ているところが、コテンととても近いことがよくわかります。
こうしたメタ認知のきっかけを、人材育成の分野から経営者に提供しているのが羽渕さんの経営するreborn株式会社なんですね。
羽渕
「共犯者」である法人コテンクルーから、次の何かがうまれるはず
コテンが目指す「ポスト資本主義」的な社会への実態の移行についても、メタ認知の必要性についても、同じ理解を示す羽渕さん。法人コテンクルーを取りまとめるミッションを自ら引き受け、新たなコミュニティづくりを一緒にされているそうです。
羽渕
実際、法人コテンクルーの皆さんは、「ワクワクがお金以外の価値にもなるんだよ」ということに共感している人がとても多いんです。だからこそ、この法人コテンクルーというコミュニティから、新たな文化を生み出せると考えています。
「はぶちん」と呼ばれコテンメンバーからも親しまれている羽渕さん
自分たちの給料だけを稼げたらいい、先のことはわからない、そんな資本主義的な日本企業の経営に限界が来ていることを悲観的に否定するのではなく、「じゃあこうしたらいいのではないか?」と試行錯誤しながらその生き様を見せてくれているのがコテンです。
だからこそ、同じ視点を持つ「法人コテンクルー」という船の仲間の中でも、その温度感をすり合わせ、せっかく同じ船に乗っているのだから、一緒に何かをやっていきましょう、という「企み」が生まれやすくするための環境づくりを、羽渕さん自ら買って出ているということですね。
羽渕
僕は、コテンが改革の旗を振ってくれていると考えています。吉田松陰ですね。そのうえで、久坂玄瑞や高杉晋作などの追随者がたくさん出現して、時代のうねりができていく。そして最終的に、体制を中から変えたのが伊藤博文だった、と。
ですから、法人コテンクルーを松陰塾の門下生とすると、いつかここから何かがうまれるはずですし、そのときに僕が船を守っていたという功績にする意味もないんです。組織ではなくあくまでもコミュニティとして、その理念をともにする、実態をつくるための知を共有することがおもしろいと思っていますし、そこに関わることができることが楽しい。つまり、法人コテンクルーは、コテンが目指す世界をともに見ている「共犯者」なんです。
これまで、法人コテンクルーを「個」として紹介してきましたが、羽渕さんのコメントを通して、法人コテンクルーという「集合体」の新たな価値が見えてきました。
現在、法人コテンクルーへの参画を検討されている方には、「コテンを応援したい」という視点はもちろんですが、同じまなざしを持つ仲間と出逢える場所として法人コテンクルーのことを捉えてもらえると、自社事業以外のコミュニティを獲得できるという楽しみがあることを勝手にお伝えさせていただきたいと思います!
通常のスポンサーとはまったく趣の異なる仕組みだからこそ、「法人コテンクルー」の可能性が広がる予感。コテンが目指す社会を、コテンラジオを通らずとも共感している人たちが増えているという事実。羽渕さんは、まさに社外でありながら、コテンの企みに最大限乗っかっている「共犯者」のひとりでした。
———————————
reborn株式会社
HP:https://rebooorn.jp
コテンラジオの情報をもっと知りたいなら
▶「コテンラジオ」を応援したい!という方は、ぜひ「COTEN CREW(サポーター)」に登録を!
▶コテンリレーの更新情報をFacebookで知りたい方はこちら!
▶過去のコテンリレー記事はこちら