日本はヤバい?第二弾

【実践レポート】円安を視野に入れた外貨獲得ビジネスアイデア4選

前回に引き続き、混迷を極める世界経済を前に、「できること」「すべきこと」を考え、実行してみたアブローダーの定点観測レポートをお届けします。

世界における日本の価値の変化

 
「12月からまた値上がりするらしい」「1ドル150円になったと思ったらもう130円になる変動が起きている」というようなお金のニュースをよく目にするようになりました。

総務省統計局が発表した「2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)9月分(2022年10月21日公表)」によると物価は、2020年を100とする前年同月比が3.0%上昇しています。また、ドル円の為替は、2021年のはじめ103円だったものが2022年の10月には151円を超えるほど大変動しています。
 
今後日本は「アメリカのように物価が10%程度も上昇するのか?」「1ドル160円になるのだろうか?」と危機感を覚えるレベルです。
 
こうした市場の動きは、個人の力でコントロールできません。危機を感じて一喜一憂するのではなく、目まぐるしく変化する市場を見ながら「今の自分に何ができるのか」を考えることが大切です。自分がコントロールできることを見つけて、変化する社会を生き抜く術を身につけるのが必要です。
 
>>「2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)9月分(2022年10月21日公表)」

円安だからこそできることを探す

 
要するに世の中が動いているときだからこそ、新たなことを始めるチャンスです。円の価値が下がっている今だからこそ、できることを見つけてはじめてみましょう。


 
今回は「円安だからこそできる外貨での収入のつくりかた」のアイデアをまとめます。サラリーマンでも始められる簡単な副業から、フリーランスや個人事業主が仕事として収入を分散できるビジネスまで、小さく始めることから大きな投資アイデアを紹介します。
 

【1】アメリカの副業サイトでドル収入をつくる

サラリーマンでもはじめられるのが「アメリカの副業サイト」を使うことです。ドル高円安であれば「ドルの収入をつくること」でリスクヘッジできます。本業は日本円の収入を得て、副業でアメリカドルの収入を得れば、収入を分散できます。
 
「Upwork」は世界で95万人のコアユーザーがいるクラウドソーシングです。また「fiverr」もスキルを持つ人に人気のサービスです。日本のクラウドワークスやランサーズ、ココナラのようなサービスを使って、外貨収入を得る方法を考えるのもいいです。
 
海外のクラウドソーシングをいきなり使いこなすのはハードルが高いという方は、オンラインの日本語講師や日本の観光について紹介する副業をはじめてみるのもいいです。
 
アニメや漫画の影響で、日本に興味を持ってくれている外国人は増えました。だからこそ、日本人の特権を活かしたアイデアを試せばいいわけです。外国人の中には「日本人と話してみたい」「日本人と友達になりたい」というライトなニーズもあります。


 
最初から副業として日本語講師になるという堅いイメージではなく、日本語を話したい友達をつくる柔らかいイメージで始めるのがコツです。福岡にも外国人と交流できる場所はたくさんあります。外国人の友達を作りながら交流することをきっかけに、海外向けビジネスを考えるのもはじめの一歩です。
 
>>Upwork
>>fiverr

【2】海外資本のサービスで外貨収入を得る

 
もっと簡単に外貨収入を得るのなら「海外資本のサービスを使うこと」です。例えば、アメリカ資本の会社のサービスを使って副業をすれば、得た収益を円ではなくドルで銀行口座へ入金する設定も可能です。
 
海外資本のサービスで日本展開しているモノは日本語が使えます。日本人相手に副業をしながら、外貨の収入を得ることができます。具体的には、素材写真や動画編集に使うテンプレートを販売できる「Adobe Stock」や「モーションエレメンツ」は海外のサービスですが日本語でも使いやすいです。外資のサービスを使えば、売り上げがドルで換算され、ドルでストックされるわけです。
 
入金の受け取りは、海外の銀行機能を持つことができる「Wise」やイーロンマスクさんらがつくった決済サービス「Paypal」を使えば簡単です。
 
ドルで入金されるサービスを使って、自分のドル口座に資産をストックすることがリスク分散になります。日本円以外の外貨収入をつくる知識として知っておいて損はありません。
 
>>Adobe Stock 
>>モーションエレメンツ 
>>Wise 
>>Paypal 

【3】円安メリットを使って海外に商品を売る

 
円安のメリットを使いながら、海外輸出の副業を始めてみるのも一つです。世界最大のオークションサイト「eBay」を使えば、日本のみならず海外へ商品を販売することができます。
 
「eBay」は日本のメルカリやヤフーオークションのようなサービス。家にある何気ないモノを簡単に出品できます。取引には英語でのメッセージのやり取りが必要ですがハードルはそれほど高くありません。最近は、「DeepL」のような翻訳サービスも無料で利用できるのであまり気にせずやり取りができます。何より「英語の勉強になってる」「海外の人とちょっとした仕事でつながれている」というおもしろさがあります。
 
実際にやっておもしろかったのが、日本のアニメキャラクターのフィギュアを販売すること。海外でも人気のアニメのフィギュアは高値で取引されていました。特にレトロで手に入りにくいフィギュアは日本での販売価格よりも数倍の高い値段で販売されています。
 
また僕自身、日本の食を海外に販売するビジネスの準備を始めました。第一弾はさつまいもの加工品の輸出です。今現在、毎日試作品をつくりながら試行錯誤をしています。円安だからこそ、海外に販売できる趣味としての副業をはじめてみるのもおすすめです。

>>eBay 
>>DeepL 

【4】海外インバウンド向け発信

コロナがあけ、外国人観光客が日本を訪れるようになりました。インバウンドに向けたサービスや発信の副業も気軽に始められるビジネスです。
 
日本もようやく観光客を全面的に受け入れる体制が整ってきました。だからこそ、海外インバウンド向けのサービスやコンテンツが売り上げを戻してきています。福岡でもすでに週末はホテルの予約が満室になるほど人の移動が盛んになりました。
 
インバウンド需要を意識して、「AirBnB」で民泊や小さなホテルを運営するのもいいし、外国人向けに英語や韓国語に翻訳したブログやYouTubeのコンテンツを作るのもありです。
 
特に福岡では「韓国ブーム」が広がっています。僕が運営する福岡の地域情報サイトFukuokaB(フクビー)では「【福岡】韓国っぽいおしゃれカフェ24選!インスタ映え人気おすすめスポット場所(天神・博多・薬院・西新)」の記事がかなり読まれています。日本人の韓国ブームも盛り上がりを見せていますが、韓国人からの福岡ブームも起きています。
 
RKB毎日放送の10月のニュース『東京より大阪より「福岡」 ソウルで一番人気の旅行先に 「円安」「水際緩和」で海外インバウンド急増』によると、福岡はソウルからの観光に一番人気の旅先になっているようです。たしかに、福岡の中心地を歩くと最近韓国人観光客が増えたように感じます。福岡は、韓国から最も近い主要都市であるからこそ、今後の韓国との交流がキーポイントになりますね。
 
海外のインバウンドを視野に入れた自分にできるビジネスをやってみるのもおもしろいです。
 
>>AirBnB
>>【福岡】韓国っぽいおしゃれカフェ24選!インスタ映え人気おすすめスポット場所(天神・博多・薬院・西新)
>>『東京より大阪より「福岡」 ソウルで一番人気の旅行先に 「円安」「水際緩和」で海外インバウンド急増』

自分にできる準備をしよう

 
今の自分にできることをしましょう。未来の予測はできても予知はできません。例え1ドル200円台になろうとも、世界恐慌やリーマンショックよりも大きなリセッションが起ころうとも、南海トラフ大地震で日本が壊滅的になろうとも、どんな時代でも最後は自分で生き抜く必要があります。
 
大切なのはどんな時代になろうとも生き抜く知恵を身につけることです。海外の副業サービスを使いこなすのもいいし、外資のサービスで日本語を使って外貨をストックするのもいいです。円安の利点を使って輸出業を始めてみるのもおもしろいし、福岡の韓国ブームに乗って新しいことを模索するのも手段の一つです。
 
今も昔も格差は広がっています。危機感を持って準備ができる人と、他人事として準備ができない人との「分断」が起こっています。どんな時代になろうとも自分にできることをしましょう。「今の自分に何ができるか」日々考えながら準備すればいいだけです。

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『日本はヤバい?人口減・2025年問題・円安…3つの課題を前に個人ができること』
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福岡住みの旅好き経営者。月8万円で生活できる都市を探す旅をしています。世界各国の語学学校や英会話スクールを20校以上取材して、ブログやツイッターで発信することを仕事にしています。 元銀行員。フリーランス1年目に株式会社を立ち上げ、現在は、福岡を拠点にコスパいい生活をしています。 詳しくはブログにて。

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