福岡市民が、「福岡市凄い!」と感じているコロナ支援

福岡市の市内総生産で、サービス業を含む第三次産業が占める割合は約9割。そんな商業、運輸業、情報通信業、サービス業の多い福岡市にとって、緊急事態宣言は人の動きを制限されるので、経済的な打撃は甚大です。しかし、転んでもただで起きないのも福岡市!少しでも市民や事業者が救われる道を模索し、日々情報を更新しながら施策を考えてくれる福岡市って「凄い!」という現況をお伝えします。(※本情報は2020年4月27日時点のものです)

4月7日(火)に発表された緊急事態宣言により、福岡県もその対象地域として外出自粛など様々な側面での制限下にあります。特に福岡市は天神も中洲も人気のない状況で、今まででは考えられない光景です。


4月のある土曜日の朝。本来であれば、新学期を迎えた学生でにぎわっているはずのきらめき通り(天神の中心地)

その理由のひとつに、福岡市の産業構造が挙げられます。
福岡市の市内総生産で、サービス業を含む第三次産業が占める割合は約9割。そんな商業、運輸業、情報通信業、サービス業の多い福岡市は、人の動きを制限されることでの経済的な打撃は甚大なのです。

この状況に対し、市民や事業者への支援の道を模索し、日々情報を更新しながら施策を考えてくれている福岡市の動きが「凄い!」んです!高島市長や市のホームページをもとに、その「凄い!」をお届けします。(※本情報は2020年4月27日時点のものです)

福岡市長の発信力が凄い!

2020年4月25日に更新された高島宗一郎・福岡市長のFacebookより

福岡市では、高島市長が率先して、市民がわかりにくいと感じていることをSNSで、動画で、と様々な手段で更新しています。

福岡市の動画専門Youtubeチャンネルより

これは市民にとって非常にありがたく、「あぁ、そういうことだったのか」と理解でき、今すべきこともわかります。
かつ、市役所内で決まったことは随時ホームページで情報が更新されているので、市民はもちろんのこと、第三次産業をはじめとする多くの事業者が、ガンガン更新されていく福岡市のホームページの情報をダイレクトに受け取って、支援の準備を進めることができているのです。

こういう事態になったとき、よかれと思ってシェアされる情報に信ぴょう性がなかったり、ともすれば真逆の結果を産んでしまうような内容のものが拡散されたりしてしまいがちですが、市がしっかりと情報を届けてくれることで、第二の被害を産まないということも注目すべき点ではないかと思います。

福岡市のホームページも凄い!


福岡市公式ホームページのTOP画面(2020年4月27日現在)

福岡市のホームページのTOP画面には、大きくわかりやすく緊急事態措置へのリンクが貼られています。
ここをクリックすると…


福岡市公式ホームページの画面(2020年4月27日現在)

市民向け情報、事業者向け情報など、「自分の知りたい情報」がどれなのかで選べるように整理されています。

●市民向け情報一覧はこちら


福岡市公式ホームページの画面(2020年4月27日現在)

市民向けメニューは現在このような感じでまとめられており、該当する項目をクリックすると、最新の情報にジャンプできるようになっています。

●事業者向け一覧はこちら


福岡市公式ホームページの画面(2020年4月27日現在)

店舗の家賃支援飲食店への支援(事業者向けに「外出自粛に向けた飲食宅配の促進」、利用者向けに「外出自粛中の飲食デリバリー情報」)など、細かなニーズを汲み取った支援内容が続々と決まっています。

なかでも「文化・エンターテインメント事業者への支援」は、全国に先駆けて発表され、話題となりました。ライブハウスや劇場など、無観客での映像配信設備等にかかる経費として、50万円を上限に支援してくれます。

また、テレワークを新たに導入する企業に対し、サポーター企業が導入を支援する仕組みを作るとともに、必要な経費を最大50万円支援してくれます。

ここで注目したいのが、機器購入費に加え、その手配やしかるべき設置作業などを請け負う専門業者のコンサルティング業務の費用も対象になっていること。


福岡市公式ホームページの画面(2020年4月27日現在)

福岡市は国家戦略特区の「グローバル創業・雇用創出特区」として指定され、創業の支援と雇用の創出に取り組んでいます。ですから、専門業務に特化したコンサルティングを展開する小規模事業者やスタートアップなど、第三次産業の中でも新しい業種についても素早く理解・把握し、今回の事態においても可能な限りフォローができるようにと考えられていることがわかります。

歴史ある企業も、新米の企業も、みんなで助け合える仕組みを整えてもらえると、一緒に頑張ろうという気持ちになれますよね

企業がテレワークのための機器を導入したり、ライブハウスがWi-Fiなどのネットワークを含めた最適な配信環境を整備するにあたり、こうしたコンサルティング業者は必要不可欠です。しかし従来はこうした支援の対象は機器代のみにとどめられることが大半。ですから今回の対応は、異例のスピードであり細やかさであると考えられます。

情報発信が早く、福岡市内の事業者の現状とニーズに寄り添ってもらっていることが感じられるので、福岡市民は「頑張って自粛しながら、備えられるものに備えよう!」という空気になってきています。

そしてこうした取り組みは、緊急事態宣言が解かれたあとの経済にも確実に「+α」の可能性を生み出してくれます。

今までライブハウスに行けなかった人が配信で観戦できたり、毎日出勤できないけれども能力のある人に雇用の機会が与えられたり

そうした計らいに「頑張ろう!」とのぼせられるのが、福岡市民のいいところだと思います!(自画自賛)

まもなくゴールデンウィークに差し掛かります。せっかくお天気もよさそうなのにお出かけもできず残念ですが、適宜福岡市の情報をキャッチしながら、早く終息することを願ってみんなで乗り切りましょう!

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