福岡イチのプランナーが、あなたのお悩みをズバッと解決! #046

中村修治的“異次元の少子化対策”

福岡でいちばん企画書を書いてきたプランナー・中村修治さんが読者のお悩みにオモシロオカシク答えてくれます。「あー、あるある」「そっか、もうそんな感じでいっか」などなど、生きにくい日々をライトに潜り抜けるためのヒントになったりならなかったり!?ぜひ肩の力を抜いてお楽しみください!

相談者>>>>>>>>

“異次元の少子化対策”
に対しての修治案を読みたくなります😂

<<<<<<<<ワタシの回答

現在の家族は最高なのかな!?

1970年代は200万人を超えることもあった出生数が、去年は、はじめて80万人を割り込む事態に。年寄りばかりが増えて、経済的に社会を支えてくれるはずの若い人たちが年々激減してしまうちゅうのは、もう有事ですね。

この有事に対して岸田内閣は“異次元の少子化対策”なるものをぶち上げました。その「即時策」の候補の一つに児童手当のアップ。「所得制限を撤廃」かつ「対象世帯すべてに月3万円を上乗せ」。これで、出生率は0.31上昇することと試算。その予算は、追加で年間約5.2兆円必要だというではないか!?

私見だけど“お金の多子加算”ちゅうこのアホみたいな考え方で、日本の少子化に歯止めがかかるわけがないと思う。少子化をお金の問題だと考えているうちは、きっと、なんも変わらない。「人は消費者だ。人が多い国では市場が大きく、国力も大きくなる」という資本主義のど真ん中のようなバラマキ思想自体を、未だに持ち出していることが“異次元レベルの時代遅れ”だよ。もう虚しいだけ。
 

少子化に拍車!? Z世代の約5割が「将来、子どもがほしくない」 BIGLOBE調べ

詳細はこちら

先日、18歳から25歳までの半数近くが「将来、子どもがほしくない」と答えましたというニュースを見ました。全国の18歳から25歳までの男女およそ500人を対象にした調査で「結婚と子どもについて」質問したところ、45.7%が「子どもがほしくない」と回答したと言います。その理由として「お金の問題」と答えた人は2割弱にとどまり、「お金の問題以外」が4割を超えている。さらに「お金の問題以外」の理由を聞いたところ、「育てる自信がない」「子どもが好きではない」「自由がなくなる」が多くを占めているというのに・・・。
 

結局、家族制度疲労ということじゃん!?


いまの婚姻制度なんていうのは、平均寿命が60才台のころに出来上がったもの。結婚して、子宝にも恵まれて、その子を一生懸命育て上げてもなお、まだ40年以上が余る人生100年時代。2度の人生を楽しめるための家族制度や優遇がなくては、子育ては、それこそ人生の消費でしかないという合理が働くのは当たり前じゃん!?少子化対策が“異次元”であるためには、古臭い婚姻制度や家族制度に変革を加えないと、未来ある自分の姿が見えてこない。離婚率が全体の35%近くもあるのが実態ですよ。1人の相手と添い遂げるとか、終身雇用とか、もう時代に合っていないのだ。

異次元の少子化対策①2度婚制度!!


人生100年。2度の婚姻を当たり前にする。制度にしちゃう。結婚制度なんて契約なのだから、最初から途中で契約更改があることを前提とする。1度目の結婚のハードルを下げればいいのである。契約更改を宣言すれば、次の恋を不倫なんて罵られない。慰謝料もいらない。2度婚を前提にしたら、養育費とかのことも事前にスッキリさせることができるだろう!?
結婚を、もっと自由な空気にすればいい!!
離婚を、結婚の必要条件にすればいい!!
2度目の結婚に、優遇措置があればいい!!
多夫多妻性を宣言したいけど、そんなの世の中が乱れるだけだと炎上しそうだから、、、これくらいにしておく。笑
 

異次元の少子化対策②デキ婚&事実婚補助制度!!

世間体という空気がいちばんの敵である。デキ婚がいちばん真理で、功利的だという事実を国が創出する。デキ婚のカップルには、国家予算から結婚式費用全額とお祝いを補助する。婚前交渉に合理的な勢いをつけさせる。これこそ昭和のシステムを覆す画期的アイデアだと思うのだが!?
日本では、何歳の死亡者がいちばん多いのか!?
表には出てこないが、0才である。
要は、堕胎を引き止める策とそのフォロー体制ができれば少子化は止まるのかも!?と考える。
 

異次元の少子化対策③シンママ天国ニッポン!!


非常に単純なプランなのだが、ニッポンがシングルマザーにとって天国になれば良いのではないかと・・・。お金のこと、住居のこと、働く環境のこと、子育てのこと、シンママが優遇される社会になれば”育てる自信がない”という大きな課題を解決できる。
 
働いていないであろう議員さんが多すぎる。
その公費を、シンママのために充てようよ。
老人ばかりの医療費にお金が流れるなら、シンママに預けようよ。
 

***

人間とは、多様で複雑な生き物である。ひとりの中にも、多重の人格が隠れている。そんな人間が会って、家庭を持って、子どもを育てる。そこに“愛ある家族”という重い理想を預けてしまう既成概念が少子化のいちばん大きな敵である。
 
超成熟社会の最先端を突っ走っているニッポンが、これからの世界の高齢化&少子化社会のモデルとなる。“異次元の少子化対策”と謳うくらいなら、いずれ世界のお手本となって、その制度や技術を輸出して世界を席巻するくらいのビジョンを岸田総理には持っていただきたいと切に願う。
 
友達は多い方がいい。
現在の家族こそ最高だ。
そんな戯言を信じ込ませようとする大人からは、
異次元の少子化対策のアイデアは出てこないよなぁ!?


異次元とは
ここにないことを
イメージすることだよ。

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▼これまでの修治さんのお悩みまとめはこちら

https://fukuoka-leapup.jp/serial/202208.780

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プランナー
中村修治
1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかったころから30年も最前線で生きているプランナー。企画書を書いた量とプレゼン回数は、九州No.1だと言われている。JR博多シティのネーミングやテレQのCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。

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