珈香(こうこ)

西新に生まれて38年。サイフォン式コーヒーと手作りケーキが自慢の自家焙煎珈琲店「珈香(こうこ)」【福岡市早良区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、にわかに脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。そこで福岡に今なお現存する「昭和レトロ喫茶店」をピックアップしてご紹介していきたいと思います!

地下鉄西新駅から徒歩3分の場所にある「珈香」

 

今回ご紹介する「珈香(こうこ)」の場所は、福岡市早良区城西。

「城西」と聞いてピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、ほぼ「西新」と言っても間違いありません。

最寄駅の福岡市地下鉄「西新駅」を下車し、西新中央商店街に入り、「西新プレイス」というビル横の路地を直進するとこちらの看板が見えてきます。駅からは徒歩3分とアクセスも良好!

 

 

ビルの手前のグリーンの大きなタペストリーが目印です。

 

 

暖簾が掛けられた奥が入り口です。さあ、ドアを開けていざ店内へ。

 

コーヒーの香り漂う古き良き店内空間


入店するなり、コーヒーの芳しい香りが漂う店内。年季が入った一枚板のカウンターには背もたれ付きの椅子と丸い座面のスツールが交互に並んでいます。

 

 

さらに4人掛けのテーブル席が4台。たった10坪という小スペースながらも総席数は23席と効率的に席がレイアウトされています。

コーヒーカラーとも言えるべき褐色の壁面には大小様々な絵画が飾られています。

 

 

創業当初から稼働しているという2台の焙煎機。右が直火式、左が半熱風式。コーヒー豆の種類によって焙煎機を使い分けているんだそうです。

長年の焙煎作業によって使い込まれたその風貌は、味わい深いの一言。

 

 

角の一角には様々な産地のコーヒー豆がズラリと並びます。なぜこの場所にコーヒー豆が置かれているかと言うと・・・。

 

 

コーヒー豆が並んだ棚の横には小窓があり、入店しなくても外からコーヒー豆が購入できるようになっているんです。まさにグッドアイディア!

 

「珈香」が生まれるまで

マスターの智原(ちはら)重治さん。愛用のサイフォン器具を前に笑顔の一枚!

 

珈香のマスターを務めるのは智原(ちはら)重治さん。

大学在学中より、福岡の老舗喫茶店「珈琲舎のだ」にアルバイトとして入店し、そのまま社員となり長年喫茶業の経験を積まれました。

入店から10年ほど経った頃、「自分の店を持ちたい」という夢を抱くようになり、ゆくゆくは独立を考えていたところ、勤務先の「珈琲舎のだ」に「西新に出店しませんか?」という話があり、物件を見た当時の野田社長が智原さんに「独立するなら西新でやってみないか?」と話を譲ってくれたことで、一気に独立の道を歩むことに。

野田社長と一緒に店名を考えた末に「珈香(こうこ)」と名付け、1986年8月、現在の場所に開業されました。

 

当時の西新には「西新岩田屋」や「西新ビブレ」「トポス」といった商業施設が立ち並び、現在まで続く「福岡の西の副都心」のポジションを確立し始めた時代。

西新名物の「リヤカー部隊」も常に20台以上が並んでおり、福岡有数の商業地としてかなり賑わっていたんだそうです。

 

そんな時代背景もあって、珈香も開業当初からたくさんのお客さんが来店するようになり、オフィスコーヒーの需要も多かったことからコーヒー豆の販売も順調に推移。

 

以来、38年に渡り「西新で愛される自家焙煎コーヒー店」として数多くのお客さんに支えられ、現在に至ります。

 

こだわりのコーヒーをサイフォン式の一杯立てで提供

 

自家焙煎コーヒー店とあって、コーヒーメニューは種類も豊富。

5種類のブレンドコーヒーは税込600円より、産地を厳選した11種類のストレートコーヒーは税込600円より。その他にもアイリッシュコーヒー(税込900円)やウインナーコーヒー(税込800円)など専門店ならではの個性的なコーヒーがラインナップされています。

 

 

コーヒーの抽出はサイフォン式。前職の「珈琲舎のだ」時代から受け継いだ技術を忠実に再現しています。

最近はインバウンドのお客さんの来店が多いそうで、サイフォン式のコーヒーは海外では珍しいらしく、たくさん写真を撮っていかれるそうですよ。

 

 

サイフォン式で抽出したコーヒーはドリップ式よりも味や香りにコクが出るのが特徴。そうして抽出したばかりのコーヒーは、フラスコから直接カップに注いでくれます。

毎日焼き上げる手作りケーキはコーヒーとの相性も抜群!

 

珈香のもうひとつの看板メニューが手作りケーキ。毎日店内で焼き上げるケーキはチーズケーキやショコラ、プリン(各税込500円)などが並びます。

今回オーダーしたのは「季節のタルト(税込500円)」。この日はイチゴのタルトでした。ブレンドコーヒーとセットにした「ケーキセット(税込1,000円)」もありますよ。

 

 

固めのタルト生地の上に、色鮮やかでみずみずしいイチゴがふんだんに盛り付けられたかわいいルックス。程よい甘さとイチゴの酸味はブレンドコーヒーとの相性も◎。幸せなひとときを過ごせます。

 

 

なお、冬季限定の「アップルパイ(税込600円)」は紅玉りんごをふんだんに使って焼き上げた珈香の自信作。

毎年11月〜2月だけの限定メニューなので、今回はいただくことができませんでしたが、来シーズンまたチャレンジしてみたいと思います。

 

喫煙者にうれしいニュース!全席喫煙OK!

 

マスターが愛煙家ということもあり、このご時世ながら珈香は「全席喫煙OK」。近隣の愛煙家にとっての良きオアシスとなっているようですよ。

 

 

西新の街に誕生して今年で38年。西新の街も時代とともに随分様変わりしてきましたが、珈香は創業当初から変わらぬスタンスで営業を続けてきました。

これからも「コーヒー好きな老若男女が集う憩いの場」として、美味しいコーヒーを提供し続けて欲しいと願います。

 

 

珈香(こうこ)

住所:福岡市早良区城西3-21-27 美食街B-dish

電話番号:092-822-8006

営業時間:11:00~20:00

定休日:元旦・1月2日

喫煙:全席喫煙可

Instagram:https://www.instagram.com/coffee_kouko/

 

 

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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