この週末、天神の街がクラシックカーたちの優雅な旅立ちの舞台になります。
2025年5月30日(金)・31日(土)、福岡大名ガーデンシティ・パークにて、ヨーロッパの名車を中心としたクラシックカー約60台が展示される『ジーロ・ディ・カルデラッソ2025』が開催されます。
1920〜1965年に製造されたブガッティやポルシェ、アストンマーティンなどが一堂に並ぶこのイベントは、九州を巡るクラシックカーラリーの“旅の始まり”として企画されたもの。
金曜の前夜祭と、土曜朝のスタートセレモニーにあわせて、一般公開展示が行われます。
車に詳しくない方でも「これは美しい」と感じられる名車たち。ヨーロッパの街角に迷い込んだような空間が、天神のど真ん中に出現します。
クラシックカーラリーとは?
クラシックカーラリーは、1960年代以前に製造された歴史的車両が、地域を巡りながら走行するイベントで、単なるスピード競争ではなく「機械美・文化・風景との調和」を楽しむものです。
評価ポイントは走行距離の正確さやタイムキープ、車両の整備・保存状態など。
地域とのふれあいや、宿泊地・チェックポイントでの交流も含め、参加者も観客も楽しめる“走る博物館”のような体験です。
このスタイルの代表格が、イタリアで現在も開催されているクラシックカーイベント『ミッレミリア』。
世界中の愛好家が憧れるこのラリーと同様、『ジーロ・ディ・カルデラッソ』も、阿蘇の自然や地域文化と共鳴する“旅する名車展”と言えます。
『ジーロ・ディ・カルデラッソ2025』概要
『ジーロ・ディ・カルデラッソ』は、クラシックカーの魅力を九州に根付かせ、次世代へ継承することを目的に2007年にスタート。
2025年は第15回目の開催となり、福岡から阿蘇・久住まで約200kmを走るラリーが予定されています。
その前夜祭とスタートセレモニーにあわせ、福岡大名ガーデンシティ・パークにて、展示イベントが開催されます。
イベント名の「カルデラッソ」は、“カルデラ(阿蘇)”と“阿蘇(Aso)”をかけ合わせた造語で、自然との調和もテーマのひとつです。
今回並ぶ車両は、以下のような憧れの名車ばかりです(いずれも実際のエントリーリストに含まれているものから選出)。
登場車両はすべて“歴史そのもの”。オススメ車両ピックアップ
ブガッティ・タイプ22 ブレスシア(1924):1920年代の名車。優美さと機能美の結晶。
アストンマーティン DB2/4(1955):英国紳士の象徴。エレガンスとスポーツ性を兼ね備えた名作。
ポルシェ356(1954〜1958):現代の911に続く系譜を感じさせる、シンプルかつ機能的な美しさ。
アルファロメオ6C 2500 Tipo 256 ”Siluro”(1939):イタリアのレースカーとして知られる、力強いデザイン。
フィアット1100S(1947):戦後イタリアの国民車。小さくても存在感は抜群です。
そのほかにも、フェラーリ 250GT Lussoやジャガー E-TYPE、ベントレー Mk6、ルノー 4CVといった、ヨーロッパを代表する名車たちも勢揃い。
クラシックカー愛好家はもちろん、車に詳しくない方でも「美しいもの」として楽しめる内容になっています。
2025年の全エントリー車両はこちら(公式HP):https://calderaso.jp/2025/
過去の開催風景
下記は過去開催時の様子。
街にクラシックカーが並ぶ景色は、まるで映画のワンシーンのようです。
過去の開催風景
過去の開催風景
過去の開催風景
過去の開催風景
過去の開催風景
過去の開催風景
過去の開催風景
過去の開催風景
過去の開催風景
【イベント情報】阿蘇を駆けるラリーの“前夜祭”に行こう。一般観覧は「前夜」と「スタート」の2回
■イベント名:ジーロ・ディ・カルデラッソ2025
■展示場所:福岡大名ガーデンシティ・パーク(福岡市中央区大名2丁目6-50)
■展示日時:
5月30日(金)18:00〜21:00(前夜祭)
5月31日(土)8:00〜9:30(スタートセレモニー)
■公式HP:https://calderaso.jp
おでかけにもぴったりな、非日常のひととき
金曜夜の前夜祭は、ビジネス後にふらりと立ち寄って非日常を味わうのにぴったり。
土曜の朝は、天神の中心を出発していく名車たちを眺めながら、少し早起きして贅沢な時間を楽しむのもおすすめです。
エンジン音が響く瞬間、“懐かしい未来”が目の前に広がるかもしれません。
おでかけの際はこちらもどうぞ
>>「福岡・天神ランチリスト50選」観光客・地元民も使える2023年版
https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202307.10766