俳優の藤本隆宏さんが北九州市長を表敬訪問│11/4『罠』北九州公演開催へ

8月下旬、福岡県北九州市出身の俳優、藤本隆宏さんが北九州市役所を訪れ、北九州市長の武内和久氏を表敬訪問し、11月4日にJ:COM 北九州芸術劇場で上演される舞台『罠』の北九州公演について語りました。

アート・エンタメ

2024.09.02

フクリパ　エンタメデスク｜ 2024.09.02

フクリパ　エンタメデスク

この記事の目次

地元である北九州市長の武内和久氏に表敬訪問

今回の訪問では、藤本さんが地元北九州への想いを語り、今回の公演への意気込みを示しました。武内市長も藤本さんの活躍を称え、地元出身の俳優としての誇りを持って市民と共に応援する姿勢を強調しました。

まずは武内市長より「久しぶりの北九州で、何か食べられましたか？」と質問が。「はい、資さんうどんを！」と答えた藤本さん。

「やっぱりそうですよねー。今ですね、北九州市では寿司も推してるんですよ」

と武内市長からホットな情報も提供されるなど、福岡県らしい食の話題からスタート。

そして藤本さんより、本作がテレビドラマでも主役級の人が揃っていること、期せずして故郷で演じられることの喜びなどが武内市長に伝えられました。

「全然わからないので聞いてもいいですか？舞台って、どのくらいの期間、稽古をするものなのでしょう？」

という武内市長の質問に、

「作品にもよります。今回の作品は、動きよりもセリフが多い芝居なので、各自で覚えてきて、だいたい1か月くらいで仕上げます」

と藤本さん。

「みなさんお忙しい方々ばかりなのですが、今回は前日入りして、当日も宿泊できるので、何を食べたらいい？とすでに聞かれています。凄く楽しみにされていますよ」

と、出演者が北九州公演を楽しみにしていることも藤本さんから伝えられました。

そして、話題は北九州のカルチャーに。

「私は3歳まで北九州で育ち、そのあと宗像市に引っ越しましたが、父が新日鉄の社員だったので、北九州にずっと通勤していました。ですので、私にとっても北九州は『帰ってくる場所』という印象が強いです。お芝居をはじめとした芸術文化振興にも熱い街なので、将来的に、そうした面でも貢献できるような活動をしていきたいと思っています」

と意気込みを語りました。

「北九州は、色んな意味で元気な街と言いますか、やんちゃな面も文化を生む背景にあると思っています(笑)。このアニマルスピリッツで、北九州の街から新たなカルチャーを生み出せたらいいなと私も思っています」

と武内市長。

本作で、藤本さんはこれまでにない新境地の役を演じるとのこと。その点も含め、ぜひ、生で出演者の演技を見てほしいと改めて語りました。

藤本隆宏さんプロフィール

藤本隆宏（ふじもとたかひろ）

1970年生まれ。福岡県北九州市出身。
競泳選手として1988年ソウルオリンピック、1992年バルセロナオリンピックに出場。
400m個人メドレーで日本人初の8位入賞。
現役引退後、劇団四季に入団。
1997年、初舞台に上がり、退団後はミュージカルや時代劇、現代劇など多くの舞台で活躍。
2009年からテレビドラマに出演。NHKではスペシャルドラマ『坂の上の雲』、大河ドラマ『平清盛』、『真田丸』、『西郷どん』、連続テレビ小説『花子とアン』など。
2017年10月放送の北九州発地域ドラマ『GO!GO!フィルムタウン』では木根間安二郎役を演じる。

『罠』について

作品について

本作は、「演劇界のヒッチコック」と呼ばれたフランスの劇作家ロベール・トマが1960年に書き下ろしたサスペンスの名作です。緻密なプロットと予測不能な展開で観客を引き込む、演劇界でも評価の高い作品です。公演はJ:COM 北九州芸術劇場の大ホールで行われ、主演は上川隆也、共演には藤原紀香、渡辺大、財木琢磨、藤本隆宏、凰稀かなめが出演します。

あらすじ

とある山荘での出来事。
新婚3ケ月のカップルがバカンスのため訪れていたが、妻のエリザベートが行方不明になってしまう。
夫のダニエルは、カンタン警部に捜査を依頼するが、なかなか見つからない。
そこへ、マクシマン神父に付き添われてエリザベートが戻って来るが、全くの別人だった！
ダニエルは激しく抵抗し、妻ではないと主張するが、状況証拠はどれもこれも、現れた女性が妻に違いないというものばかり。
証人として絵描きや看護師も登場し、騒動の渦は大きくなるが、ついに殺人事件にまで発展してしまう。
誰が正しいのか、誰が嘘をついているのか、そしてエリザベートは一体どうなったのか、やがて、思わぬ事態から意外な真実があきらかになる…。

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