夏の釣りの定番「キス釣り」
大型キスのイメージ
今回は、夏の釣りの定番・キス釣りの実釣レポートです。
キスはそのスマートな美しい魚体から「砂浜の女王」とも呼ばれる人気のターゲットで、主に外洋に面した砂浜や、波穏やかな湾内の砂底・砂泥地を好み、海底近くを群れで回遊しています。
キスが釣れ始めるのは、海水温が上がる5月頃から。最盛期となる6月〜8月の夏場には、産卵や餌となるゴカイ類を求めて、砂浜や防波堤近くの驚くほど浅い場所まで接岸してきます。
また、9月〜10月にかけては、越冬を前に荒食いする「落ちギス」のシーズンとなり、深場へ移動する前の数釣りや大型キスを狙うことができます。
キス釣りの魅力は簡単に釣れること、そしてその食味。これぞ「白身魚の優等生」と呼ぶにふさわしい、透明感のある美しい白身を持っており、脂肪分が少なく非常にヘルシーでありながら、噛みしめるほどに上品でほのかな甘みを味わえるのが特徴です。
今回の実釣場所は、筆者の地元である福岡市西区今宿の「長垂海岸」をセレクトしてみました。
■なお、長垂海岸の詳しい情報は過去記事をご覧ください。
最寄駅からわずか徒歩5分の優良ポイント!「長垂海岸」【福岡市西区】
https://fukuoka-leapup.jp/city/202509.63149
夏の釣りの狙い目は「早朝」と「夕方」
夏の釣りは、はっきり言わせてもらうと「暑さとの戦い」。日中の炎天下では楽しい釣りも結構つらいです。
ですので、夏の釣りのおすすめの時間帯は太陽が傾く「早朝」と「夕方」。
日中より気温が下がるのはもちろん、早朝と夕方は「マヅメ時」と言って魚の活性が爆発的に上がる時間帯でもあるのです。

この日もまだ肌寒さを感じる早朝6:00に家を出て、まずは福岡市西区女原にある行きつけの釣具店「フィッシングなかはら」さんでエサを購入。
こちらは平日は早朝3:00から、土日祝の前日はなんとオールナイト営業しているので、思い立った時にいつでも新鮮なエサや道具を購入できるという、めちゃくちゃ頼もしいお店なのです!
【フィッシングなかはら 今宿店】
■住所:福岡市西区女原55-1[MAP]
■営業時間:月~木曜 3:00~21:00/金曜 3:00~オールナイト/土曜 24時間営業/日曜・祝日 オールナイト~20:00
※土日祝の前夜はオールナイト
※オールナイト最終日は20:00まで
■TEL:092-807-5082
■公式サイト:https://fishing-nakahara.jp

「フィッシングなかはら」さんからわずか車で10分。長垂海岸に到着しました。
近くにコインパーキングがあるので、そこに車を停めて海岸へと移動します。

コインパーキングから歩いて数十歩で長垂海岸に到着しました。

まだ夜が明けて間もない時間帯。朝日に照らされた海面がキラキラと光っています。
キス釣りの道具は実に簡単!

マヅメ時を逃さないよう、早速釣りの準備にかかりましょう!
今回のキス釣りで使う道具がこちら。
竿とリール、仕掛け、エサ、そして釣った魚を持ち帰るためのクーラー。
装備はたったこれだけなのです。めちゃくちゃお手軽じゃないでしょうか?
竿とリールを持っていないという方は、釣具屋さんで「投げ釣りセット」が数千円程度で購入できますよ。

キス釣りの仕掛けは、遠くに飛ばすための「オモリ」と「エサをつける釣り針」で構成されています。
上級者の方はオモリと釣り針を別々に購入して組み合わせて使いますが、初心者の方にはオモリと釣り針が最初からセットになっているものを購入した方が簡単です。

初心者の方におすすめなのが、「ささめ針」というメーカーから販売されている「ちょい投げセット」。
文字通り、リールの先の糸(道糸)に結びつけて、針にエサをつければすぐ釣りができます。1袋400円ほどで購入できますよ。

キス釣りのエサは、海釣りの虫エサとしてポピュラーな青虫(青イソメ)より細い「岩デコ(石ゴカイ)」を使いましょう。
フィッシングなかはらさんでは30グラムで400円台から販売されており、写真は40グラムで600円。これだけで、二人で半日ほど楽しめる量なのです。

先ほどのちょい投げ仕掛けの釣り針に、岩デコを刺して装着します。針はなるべく隠すように取り付けますが、状況を見ながら針先を少し出したりするのも良いでしょう。
虫エサなので、ちょっとぬるぬるして気持ち悪いという方は、砂をまぶして触るとぬるぬるが軽減されますよ。

L字形の天秤オモリに釣り針が2本ついているので、両方にエサをつけたら仕掛けの完成です。

こちらが完成形となります。
それでは実釣してみましょう!

キス釣りの方法も、実に簡単。
エサをつけた仕掛けを、おりゃー!と沖合に向けて投げて、仕掛けが着底したら、海の底をズルズルと引きずるようにゆっくりとリールを巻くだけ。
そうしていると「ピクピク!」と魚の感触が伝わってくるので、リールを巻き上げます。

一投目で見事キスが釣れました!スタートからわずか1分!

この季節はかなり岸際にキスが接岸しているので、そんなに遠くまで投げなくても釣れます。体長15センチ弱のピンギスと呼ばれるサイズです。


その後も投げるたびに釣れる釣れる。まさに一投一匹レベルで釣れます。
あまりの釣れ具合に笑いが止まりません(笑)

この日はキスに混じって「ヒイラギ」という魚もよく釣れました。
ヒイラギは、釣り上げると体表から強烈な粘液(ぬめり)を大量に分泌し、手で直接触るとベタベタになる魚。
今回はキスがターゲットなので、全てリリースしました。

また、岸際には海藻類がたくさん漂着しているので、リールを巻いているうちに仕掛けに絡むこともしばしば。なるべく海藻のないエリアでの釣りがおすすめです。

先述したように、一投一匹レベルでアタリがありましたが、うまく針に掛からなかったり、釣り上げるとヒイラギだったり、キープするにはサイズが小さかったり。結局10匹のキスを持ち帰ることにしました。

スタートから2時間。太陽が高くなり、気温もだんだん上昇して暑くなってきたので、これにて終了です。
釣りたてのキスは天ぷらで食べよう♪

釣りたての旬のキスは持ち帰って美味しくいただきましょう。今回はキスの天ぷらを作ってみます。

キスの天ぷらの作り方も簡単です。まずは鱗と内臓を取り除き、頭を落として下処理をします。

次に「背開き」にして背骨と腹骨を取り除けば、天ぷら用の下ごしらえは完了です。

あとは天ぷら粉にくぐらせて、サラダ油でこんがり揚げると・・・

これでキスの天ぷらの完成です。(ちょっと衣が多めだったかな・・・笑)

夏なので、そうめんと一緒にいただくことにしました。

キスの天ぷらは、塩をまぶしても、そうめんのつゆに浸しても美味しいです。なんといっても自分で釣り上げた魚だからこそ、なおさら美味しく感じます♪
ということで、今回は夏の釣りの定番・キス釣りの実釣レポートでした。
キスは今回ご紹介した長垂海岸をはじめ、博多湾や玄界灘沿いの多くの砂浜で狙うことができます。
そして道具や仕掛けも簡単で、エサ代も安く、しかもめちゃくちゃ簡単に釣れるので、初心者やファミリーにも最適ですよ!
この夏、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。












