はかた伝統工芸館が4年振りに博多旧市街へ戻ってきた
画像提供:はかた伝統工芸館
『はかた伝統工芸館』が、博多旧市街の承天寺通りへ仮移転・オープン━━。
福岡・博多の伝統工芸品を紹介するはかた伝統工芸館は2025年5月2日、博多旧市街の新たな賑わいスポットとして、福岡市博多区博多駅前1丁目に仮移転・オープンした。
2011年4月に同区上川端町に開館したはかた伝統工芸館は2021年4月、福岡市博物館2階へ仮移転した。
今回の承天寺通りへの仮移転・オープンによって、4年振りに博多旧市街へ戻ってきたことになる。
はかた伝統工芸館では、国指定の伝統的工芸品である『博多織』『博多人形』をはじめ、福岡市にゆかりのある県指定の工芸品として、『博多鋏』『博多独楽』『博多曲物』『博多張子』『マルティグラス』『今宿人形』『博多おきあげ』なども展示している。
館内には、1~2週間ごとに展示内容が変わる『企画展示スペース』をはじめ、来場者らが工芸づくりができる『工芸体験コーナー』、さらに博多織や博多人形などの伝統工芸品を購入できる『販売コーナー』も設けている。
また、福岡・博多の伝統工芸品である「博多人形」「博多織」、福岡県知事指定特産民工芸品の「博多曲物」「博多張子」「マルティグラス」「今宿人形」「博多おきあげ」の作品を週替わりで紹介する「博多の伝統工芸オールスターズ」を6月3日(火)まで開催している。
開催期間中の5月15日〜27日までは、「博多織」。博多織の織元や手織り作家の帯を中心に小物作品など約20点を展示・販売し、5月29日~6月3日は福岡県知事指定特産民工芸品の「博多曲物」「博多張子」「マルティグラス」「今宿人形」「博多おきあげ」の作品約30点を展示・販売する。
画像提供:はかた伝統工芸館
「はかた伝統工芸館」施設概要
■住所:福岡市博多区博多駅前1-23-2(Park Front博多駅前一丁目1階)
■営業時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
■入場料:無料
■定休日:水曜
■公式サイト https://hakata-dentou-kougeikan.jp/
福岡市の国指定による伝統的工芸品は博多織と博多人形
画像提供:はかた伝統工芸館
『伝統的工芸品』とは、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づいて、経済産業大臣が指定した工芸品だ。
2022年3月18日時点において、全国で237品目が指定されている。
2020年度における伝統的工芸品の生産額は870億円であり、従業員数は5万4,000人だった。
福岡県内では、『小石原焼』『博多人形』『博多織』『久留米絣』『八女福島仏壇』『上野焼』『八女提灯』の7品目が指定されている。
うち、福岡市の伝統的工芸品は、『博多織』『博多人形』の2つだ。
一方、福岡県において、県知事の指定による特産工芸品·民芸品が37品目ある。
福岡市から『博多曲物』『博多鋏』『博多張子』『『博多独楽』『博多おきあげ』『今宿人形』が指定されている。
福岡市では、伝統産業の振興として、はかた伝統工芸館の運営をはじめ、博多織技能開発養成学校(博多織デベロップメントカレッジ)への支援や博多人形師の育成塾の開催などを実施している。
画像提供:はかた伝統工芸館
参照サイト
【お知らせ】はかた伝統工芸館は5月2日(金)より博多駅前”承天寺通り”にオープンします!
https://hakata-dentou-kougeikan.jp/news/%e3%80%90%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b%e3%80%91%e3%81%af%e3%81%8b%e3%81%9f%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e5%b7%a5%e8%8a%b8%e9%a4%a8%e3%81%af%ef%bc%95%e6%9c%88%ef%bc%92%e6%97%a5%e9%87%91%e3%82%88%e3%82%8a/
はかた伝統工芸館のご紹介
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/c-syogyo/business/hakata-dentou-kougeikan.html
福岡市『伝統産業の振興について』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/c-syogyo/business/dentousangyo-shinkou.html
経済産業省説明資料(令和4年7月製造産業局伝統的工芸品産業室)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/bunkazai/kikaku/r03/09/pdf/93743201_06.pdf
福岡県の伝統工芸品
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/gaiyou-dentoukougei.html