【 一体ナゼin福岡 】

サニックスが葉加瀬太郎プロデュース野外コンサートでの害虫駆除実績を学会報告する。一体ナゼ?

コロナ禍が明けて野外コンサートも今後、本格化していきます。野外で開催されるコンサートにおける〝敵〟の一つは、ヤブ蚊をはじめとする不快昆虫類です。無視できない存在である彼ら・ムシたちの生態について、株式会社サニックスは日本衛生動物学会において一般講演で報告を行いました。サニックスが学会発表をしたのは一体ナゼでしょうか?

野外コンサートの開催を下支えする蚊の生息動向調査・対策

画像提供:サニックス

鎮守の杜に響き渡る音楽家達 あの感動を再び━━━━
音楽家の葉加瀬太郎氏によるプロデュースで 2016 年から始まった野外音楽祭『福岡音楽祭 音恵~ONKEI~』(主催:RKB 毎日放送株式会社)は、コロナ禍での中断を経て昨年に復活し、今年も新緑の季節に開催される。

 

2023 年5 27日に開かれる野外コンサートの会場である福岡市内の神社(敷地面積約46,000㎡)における蚊の駆除対策を担当するサニックスは開催当初から過去7年間、生息動向調査と対策を継続的に実施してきた。
7年間にわたる活動による調査・分析した内容は、2023 414日~16日に国立国際医療研究センターと国立感染症研究所で開催された『第75回日本衛生動物学会大会』において発表した。
一体ナゼ、サニックスは、学会発表をしたのだろうか?

 

この点について、サニックスの担当者は、次のように回答する。

「戸建住宅・集合住宅・各種施設の衛生管理・設備保全から、太陽光発電の製造・販売・施工、産業廃棄物の燃料化および当燃料による発電事業、電力小売まで、多岐にわたる事業を手掛ける当社は、脱炭素社会ならびに資源循環型社会の実現に向けて尽力しています。衛生管理を通じた社会貢献にも向き合っています。」

「本件は2014年に東京などで発生したヒトスジシマカによるデング熱感染を懸念した主催者と神社からの要請で始まりました。公園緑地等におけるヒトスジシマカ対策は国の機関などが主導して都内で訓練がされるなど、業界・学界で力を入れている取り組みの一つになっています」

「サニックスも2016年から野外コンサート時に会場として使用されている福岡市内神社において、ヒトスジシマカの駆除対策と生息密度の動向調査を継続して実施しています。このような定期的に開催される野外イベントにおいて実施する蚊の対策と効果の調査を継続している事例はなかなかありません

「今回は7年間の取り組みにおける調査分析により、《春から初夏の蚊発生開始時に行う幼虫対策(発生源撤去・薬剤散布)の継続が、蚊(成虫)の低密度維持に重要であること》を確認して、日本衛生動物学会大会において発表しました。成虫対策だけでなく、幼虫対策の重要性もアピールしました」

 

なお、2020年と2021年はコロナ禍による野外コンサートの中止を受けて、対策は7月の成虫対策のみとし、処理範囲を縮小したという。

コンサート再開に伴い2022年春に実施した生息調査においては、2019年まで抑制されていた成虫の生息域および生息数が復帰しており、発生源となる人工物での幼虫生息の増加も見られたそうだ。

 

東証プライム上場企業と創立80年の老舗学会との産学でコラボ

画像提供:サニックス

株式会社サニックス(福岡市博多区、宗政寛社長)は、環境衛生管理をはじめ産業廃棄物処理や太陽光発電などの各種事業に取り組む東証プライム上場企業(証券コード4651)だ。
1975年4月、長崎県佐世保市において建築物などでの防虫や防腐に関する管理・工事などで創業した。
19969月、日本証券業協会に店頭登録して、19999月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部への上場を果たした。

 

同社では、一般財団法人サニックススポーツ振興財団と共に福岡県宗像市の総合スポーツ・文化施設『グローバルアリーナ』において、サニックスワールドラグビーユース交流大会をはじめサニックス杯国際ユースサッカー大会、サニックスCUP国際新体操団体選手権、ブルガリアフェスティバルなどを開催する。また、サニックスアカデミーや大人のにわかラグビーなども開講している。

 

日本衛生動物学会(夏秋優会長)は、衛生動物をめぐる諸問題に取り組む日本医学会所属の学術研究団体である。
衛生動物には、蚊やハエ、ダニ、ネズミなど感染症を媒介する衛生昆虫・動物、毒蛇や蜂、毒蛾などの有毒動物、ゴキブリやユスリカなどの不快昆虫類を含む。
戦時中の194310月に当時の東京帝国大学医学部で発会式をあげた同学会では、衛生動物学の進歩と普及を目的に活動を続けている。

 

東証プライム上場企業であるサニックス、そして創立80周年を迎える老舗の学術研究団体である日本衛生動物学会という産学でのコラボレーションは今後、新たなオープンイノベーションを生み出していく可能性も秘めている。

 

【参照サイト】

【サニックス】野外コンサート会場のヒトスジシマカ駆除対策を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000025581.html

 

『福岡音楽祭 音恵~ONKEI~』
https://rkb.jp/onkei/

 

サニックス ニュースリリース
https://sanix.jp/ir/release.php

 

日本衛生動物学会
https://server51.joeswebhosting.net/~js4308/ja

 

会社員の不動産投資

会社員だからこその強みを活かす。働きながら始めるNISAの次の不動産投資。

Sponsored

ブランドマンション投資

不動産投資をするなら「福岡のブランドマンション」が狙い目といわれる理由

Sponsored

成長都市福岡1-F

この記事をシェア
LINE
編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

フクリパデザイン1

フクリパデザイン2

フクリパデザイン3

フクリパデザイン4

TOP