福岡市東区でマンションの購入や売却を検討する際、「今の相場はどのくらい?」「この物件は適正価格なのだろうか?」といった疑問は尽きないものです。福岡市で最も人口が多い東区は、都心へのアクセスの良さと豊かな自然環境を両立したエリアとして人気が高く、マンション市場も活発に動いています。
この記事では、最新データに基づき、福岡市東区のマンション相場を多角的に分析し、あなたの疑問を解消します。間取りや築年数、人気エリア別の具体的な価格から、購入・売却を成功させるためのポイントまで、詳しく解説していきます。
福岡市東区の中古マンション相場の全体像

福岡市東区の中古マンション市場は、近年上昇傾向にあります。再開発が進むエリアを中心に需要が高まり、価格を押し上げています。まずは、東区全体の相場の動きと、市内の他の区と比較した場合の立ち位置を把握しましょう。
近年の価格推移と今後の見通し

近年の不動産市場の動向を見ると、福岡市東区の中古マンション価格は顕著な上昇を続けています。特に、千早駅周辺やアイランドシティなどの再開発エリアでは、新しいマンションの供給と共に中古市場も活性化し、価格が大きく伸びています。今後も、人口増加や交通インフラの整備計画などを背景に、需要は底堅く推移すると予測されます。ただし、金利の動向や社会情勢の変化によっては市場が変動する可能性もあるため、常に最新の情報を注視することが重要です。
参考:福岡市公式サイト「アイランドシティ まちびらき20周年」
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福岡市内の他エリアとの比較
福岡市内には中央区や博多区といった人気のエリアがありますが、東区のマンション相場はこれら都心エリアと比較すると、まだ手が届きやすい価格帯にあります。それでいて、JRや西鉄、地下鉄の路線が充実しており、都心へのアクセスも良好なため、コストパフォーマンスを重視する層から高い支持を得ています。
| エリア | 3LDKの平均相場価格(2025年最新) | 特徴 |
| 福岡市東区 | 約2,430万円(中央値) | コストパフォーマンスが高く、ファミリー層に人気 |
| 福岡市中央区 | 約3,625万円(中央値) | 天神などの商業中心地。価格は市内最高水準。 |
| 福岡市博多区 | 約2,900万円~3,200万円 | 博多駅周辺。交通の利便性が非常に高い。 |
| 福岡市早良区 | 約3,280万円(中央値) | 西新・藤崎エリアが人気。文教地区として知られる。 |
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【間取り別】福岡市東区のマンション相場
マンションの価格を大きく左右するのが「間取り」です。単身者向けからファミリー向けまで、間取りごとにどのくらいの価格帯が中心となっているのかを見ていきましょう。ご自身のライフスタイルや家族構成に合った間取りの相場を把握することで、より具体的な資金計画を立てることができます。
| 間取り | 平均的な専有面積 | 価格相場の目安 | 主なターゲット層 |
| 1LDK~2DK | 40㎡~55㎡ | 1,650万円~3,000万円台 | 単身者、DINKS |
| 2LDK~3DK | 55㎡~70㎡ | 2,000万円~3,500万円 | 新婚夫婦、小規模ファミリー |
| 3LDK~4LDK以上 | 70㎡~ | 2,500万円~5,000万円以上 | ファミリー層 |
1LDK〜2DKの価格帯
単身者やDINKS(子どものいない共働き夫婦)に人気の1LDK〜2DKの間取りは、比較的購入しやすい価格帯の物件が多く見られます。特に、交通の便が良い駅の近くでは、賃貸需要も高いため、投資目的で購入する人も少なくないです。価格帯に関しても1,650万円から3,000万円台となります。
2LDK〜3DKの価格帯
新婚夫婦や小さな子どものいるファミリー層から最も需要が高いのが、2LDK〜3DKの間取りです。物件数も多く、選択肢が豊富なのが特徴です。価格帯は広さや立地によって幅があります。2LDK〜3LDKの価格帯は2,000万円台後半から3,000万円台前半がボリュームゾーンとなっています。
2025年時点では、2LDKの中央値は約2,080万円、3LDKは約2,430万円です。なお、3DKの物件は市場に少なく、現在は2LDK〜3LDKが主流となっています。
3LDK〜4LDK以上の価格帯
子育て世帯や、より広い居住空間を求めるファミリーに選ばれるのが3LDK以上の間取りです。特に、70㎡以上の広さを持つ物件は人気が高く、価格もそれに伴って上昇します。
福岡市東区の3LDK〜4LDK以上の価格帯について、相場としては、3LDKが2,430万円、4LDKが2,700万円(中央値)となっています。物件によっては3,000万円台から5,000万円を超えるものもありますが、中央値は2,000万円台です。
【築年数別】福岡市東区のマンション相場
築年数も価格を決定する重要な要素です。一般的に、築年数が浅いほど価格は高く、古くなるにつれて価格は下落する傾向にあります。しかし、リノベーションの有無や管理状態によっても価値は大きく変わるため、築年数ごとの特徴を理解しておくことが大切です。
| 築年数 | 価格帯の特徴 | 購入時の注意点 |
| 築5年以内 | 新築に近い価格で高め | 値下がり幅が少ない |
| 築10年~20年 | 価格がこなれて流通量も多い | 設備の古さや修繕履歴の確認 |
| 築20年以上 | 手頃な価格の物件が多い | 大規模修繕の状況、管理体制の確認 |
築5年以内の価格帯

「築浅」と呼ばれる築5年以内の物件は、新築とほとんど変わらない設備や内装が魅力です。新築時の価格から大きく値下がりしていないケースが多く、資産価値が維持されやすい傾向にあります。その分、価格帯はエリアの相場の中でも高めに設定されています。
築10年〜20年の価格帯
中古マンション市場で最も流通量が多いのがこの築年数の物件です。価格が新築時に比べて落ち着いてくる一方で、管理状態の良い物件であればまだまだ快適に暮らせます。リフォームやリノベーションを視野に入れて探すのも良い選択肢です。
築20年以上の価格帯
築20年を超えると価格はかなり手頃になります。大規模修繕工事が実施されているか、管理組合が適切に機能しているかどうかが、物件の価値を大きく左右します。購入後にリノベーションを施し、自分好みの住空間を創り上げたいと考える人に向いています。
【人気エリア別】福岡市東区のマンション相場
福岡市東区と一言で言っても、エリアごとに街の雰囲気や利便性、そしてマンション相場は大きく異なります。ここでは、特に人気の高い3つのエリア「千早・香椎」「箱崎」「アイランドシティ」の相場と特徴を紹介します。
| エリア | 3LDKの平均相場価格 | 特徴 |
| 千早・香椎 | 4,100万円~5,000万円 | 交通利便性が高く、新しい街並み。ファミリーに人気。 |
| 箱崎 | 2,500万円~2,800万円 | 九大跡地再開発に期待。落ち着いた住環境。 |
| アイランドシティ | 4,000万円~6,000万円以上 | 近代的な街並みと充実の子育て環境。 |
千早・香椎エリアの相場と特徴

JRと西鉄のダブルアクセスが可能な千早駅を中心に、近年急速に発展を遂げているエリアです。駅周辺には商業施設や公共施設が集積し、生活利便性が非常に高いのが魅力です。新しく綺麗なマンションが多く、ファミリー層からの人気が集中しており、東区内では比較的価格が抑えられたエリアとなっています。
箱崎エリアの相場と特徴

地下鉄箱崎線が通っており、中洲川端駅で空港線に乗り換えることで天神や博多へアクセスできます。九州大学の跡地再開発計画も進んでおり、将来的な発展が期待されています。昔ながらの商店街も残る、落ち着いた住環境が特徴で、比較的リーズナブルな物件も見つけやすいです。
アイランドシティエリアの相場と特徴

先進的な街づくりが進む人工島で、美しい景観と充実した都市機能が融合したエリアです。新しい高層マンションが建ち並び、子育て支援施設や医療機関も充実しているため、若いファミリー層に絶大な人気を誇ります。計画的に整備された街並みで、未来的でクリーンな住環境を求める人におすすめです。
福岡市東区でマンション購入を成功させるポイント

相場を理解した上で、次に重要になるのが「良い物件を見極める力」です。ここでは、数多くの物件の中から、後悔しないためのマンション選びのポイントを3つご紹介します。
将来的な資産価値を意識した物件選び
マイホームは「終の棲家」とは限りません。将来、売却や賃貸に出す可能性も考慮し、資産価値が落ちにくい物件を選ぶことが重要です。駅からの距離、周辺環境(商業施設、公園、学校など)、マンションの管理状態、そしてエリアの将来性などを総合的に判断しましょう。
信頼できる不動産会社の選び方
マンション購入は、人生で最も大きな買い物の一つです。親身になって相談に乗ってくれる、信頼できるパートナー(不動産会社)を見つけることが成功への近道です。東区の市場に精通しているか、こちらの要望を丁寧にヒアリングしてくれるか、メリットだけでなくデメリットも正直に伝えてくれるか、といった点を見極めましょう。
内覧時にチェックすべき項目
内覧は、図面だけでは分からない情報を得る絶好の機会です。日当たりや風通し、騒音、共用部分(エントランス、廊下、ゴミ置き場など)の管理状況、部屋の細かな傷や汚れなどを自分の目でしっかりと確認しましょう。また、平日と休日、昼と夜で周辺の環境がどう変わるかもイメージすることが大切です。
福岡市東区でマンション売却を成功させるポイント
マンションの売却を検討している場合、少しでも有利な条件で、かつスムーズに取引を進めたいものです。ここでは、売却を成功に導くための3つの重要なコツを解説します。
正確な相場を把握するための査定方法

売却の第一歩は、所有するマンションの価値を正確に知ることから始まります。不動産会社の査定には、AIなどを利用した「机上査定」と、実際に物件を見て評価する「訪問査定」があります。より正確な価格を知るためには、複数の不動産会社に訪問査定を依頼し、その査定額の根拠を比較検討することが不可欠です。
売却のタイミングを見極める
不動産市場は常に変動しています。一般的に、転勤や就学などで人の動きが活発になる春先(1月~3月)や秋口(9月~10月)は、需要が高まり売却しやすい時期と言われています。市場の動向や周辺エリアでの売出状況なども考慮し、最適なタイミングを見極めましょう。
売却活動をスムーズに進めるコツ
購入希望者への印象を良くするため、室内を清潔に保ち、整理整頓を心がけることは基本です。また、内覧の希望にはできるだけ柔軟に対応し、売却を依頼する不動産会社の担当者と密に連携を取ることも、スムーズな売却につながる重要なポイントです。
福岡市東区のマンション相場に関するよくある質問
ここでは、福岡市東区のマンション相場について、多くの方が抱く疑問にお答えします。
新築マンションの相場はどのくらいですか?
新築マンションの価格は、立地やデベロッパー、設備仕様によって大きく異なりますが、東区では3LDK(70㎡前後)で4,000万円台から物件がありますが、福岡市全体の2024年平均価格は5,598万円であり、70㎡・3LDKの場合、5,000万円~7,000万円程度が相場の目安となっています。
値引き交渉は可能ですか?
中古マンションの売買において、価格交渉が行われることは一般的です。ただし、物件の人気度や売主の事情によって交渉の余地は異なります。相場を大幅に下回るような無理な交渉は避け、あくまで常識の範囲内で、購入の意思をしっかりと伝えた上で交渉に臨むことが大切です。
購入時にかかる諸費用はどのくらいですか?
マンション購入時には、物件価格以外にも様々な諸費用が必要です。代表的なものには、仲介手数料、登記費用、印紙税、不動産取得税、火災保険料、住宅ローン関連費用などがあります。一般的に、新築マンションで物件価格の3%~6%程度、中古マンションで6%~9%程度が目安とされています。
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まとめ
本記事では、福岡市東区のマンション相場について、間取り、築年数、人気エリアといった様々な角度から解説しました。東区はエリアごとに多様な特色を持ち、都心へのアクセスと豊かな住環境を両立できる魅力的な地域です。この記事で紹介した相場情報や購入・売却のポイントを参考に、ご自身のライフプランに最適な住まい選びを進めてください。