二人暮らしにおすすめの間取りとは?快適に暮らすために必要な部屋数

二人暮らしにおすすめの間取り

二人暮らし用のお部屋探し。お互いが快適に過ごすためには、どのような間取りを選べばよいのでしょうか?

この記事では、二人暮らしにおすすめの間取りや、部屋選びのポイントについて解説していきます。

「こんなハズじゃなかったのに……」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

目次

二人暮らしの間取りはどうやって決めるか

二人暮らしの間取りの決め方

「二人で暮らす」と言っても、カップルや夫婦、親子、兄弟、友だちなど、関係性はさまざまですよね。

まずは、それぞれが希望する家での過ごし方を考えてみましょう。

家での過ごし方

一緒に暮らす相手と生活リズムが同じとは限りませんし、プライベートの時間も大切にしたいと思う場合は個別に部屋を確保したいところです。

そこでおすすめしたいのが、二人が理想とする家での過ごし方を共有すること。

「二人で過ごす時間は長いほうが良い」

「一人で過ごす空間も欲しい」

「家族や友人を気兼ねなく呼べる広いリビングが欲しい」

上記例のように、家でどのように過ごしたいのか事前に話し合っておくことで、理想に近い物件を探しやすくなります。

予算

二人暮らしの部屋を探す際、家賃をいくらまで出せるかという点も大切なポイントです。

一般的には、二人の手取り収入を合わせた金額の20%~25%を家賃の目安にすると生活費を圧迫するリスクが低いとされています。

たとえば、二人の手取り収入が合わせて50万円ある場合は、10~12.5万円が目安です。

ただし、家賃のほかに共益費・管理費や駐車場・駐輪場(車・バイクを所有している場合)がかかることも考慮しておきましょう。

相手との距離で間取りは変わる

間取りの選び方

ここからは、先にご紹介した「二人が理想とする家での過ごし方」のパターン別におすすめの間取りを確認していきましょう。

相手と長く一緒に過ごしたい〜1DK、1LDK〜

「家では二人で過ごす時間を長く確保したい」という方には、1DK・1LDKの間取りがおすすめです。

1DKは『1部屋+DK(ダイニングキッチン)』の間取りで、1LDKは『1部屋+LDK(リビングダイニングキッチン)』の間取りを指します。

1DK・1LDKのメリット
  • コンパクトで家賃が安め
    2LDK以上の間取りよりも家賃を抑えやすい。
  • 二人の時間を確保しやすい
    一つの部屋に生活空間が集中しているため、必然的に一緒に過ごす時間が長くなる。
  • 掃除・整理整頓が楽
    部屋数が少ないため掃除や整理整頓が比較的簡単。
1DK・1LDKのデメリット
  • 収納スペースが狭い
    基本的に一人暮らし向けに作られているため、収納スペースも狭め。
  • 一人時間を確保しづらい
    在宅ワークする場合や、趣味に没頭する時間がほしい場合はあと一部屋ある間取り(2K~)を検討するのがおすすめ。

1DK、1LDKの間取りに二人で住むと手狭に感じる可能性があるので、家具選びやレイアウトで広く見せる工夫をすると良いでしょう。

一人の時間も必要〜2K、2DK〜

「二人の時間も大切だけど、一人で過ごす時間もほしい」「寝室は別々がいい」という場合は、居室が二つある2K、2DKの間取りがおすすめです。

2K・2DKのメリット
  • 広さのわりに安い物件が多め
    2K・2DKの間取りは築年数が経っている物件が多いため、1LDKと同じ広さがあっても家賃は安い傾向がある。
  • 二人それぞれの部屋を持てる
    生活時間が異なる場合でも、気兼ねなく過ごせる。
  • 1LDKのように使える場合もある
    部屋が引き戸やふすまで仕切られている場合は、取り外して広い1LDKとしてレイアウトできる。
2K・2DKのデメリット
  • キッチンスペースが狭め
    2Kの場合は基本的にテーブルやイスを置くスペースがない。
  • 内装などが古いことが多い
    2K・2DKは一昔前に流行した間取りのため、築年数・内装が古めのことが多い。

2K、2DKはどちらも居室が二部屋ある間取りで、2DKのほうはキッチン部分が広めに造られておりテーブルやイスを置いて食事を楽しめるようになっています。

ただし、内装や設備が古い物件が多いため使いづらさを感じるかもしれません。「築年数・内装の古さよりも家賃の安さを重視したい」という方にはおすすめの間取りです。

個別の部屋があるほうが良い〜2LDK以上〜

2LDKの物件は、広いリビングや個別の部屋を確保したい方たちにおすすめの間取りです。

一般的に10畳以上のリビング・ダイニング・キッチンがあるため、家族や友人を招いてもゆっくり過ごせる空間があります。

2LDKのメリット
  • 二人それぞれの部屋を確保できる
    部屋の広さに余裕があるため、自由度が高くそれぞれの生活に合わせやすい。
  • 築浅でキレイな物件が見つかりやすい
    2LDKは2000年頃から流行しはじめた間取りで、築年数が比較的新しい物件が多い。
  • 家族が増えても住みやすい
    カップル・新婚さんの場合は、将来家族が増えても子ども部屋の確保が容易なので長く住み続けられる。
2LDKのデメリット
  • 家賃が高い
    2LDKは築浅物件が多く、幅広い層から人気があるため家賃も高めの傾向。
  • 電気代も高くなりやすい
    部屋が広くなる分、電気代がかかる。
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間取り以外にもチェックしておきたい設備

間取り以外のチェックポイント

二人での共同生活において、快適な生活環境を確保するためには住まいの設備も重要です。部屋を探す際は、以下のポイントもチェックしておきましょう。

間取り以外のチェックポイント
  • バス・トイレが別かどうか
  • ゴミ置き場・出し方のルール
  • キッチンの広さ
  • 収納スペース

バス・トイレが別かどうか

お風呂とトイレが同一スペースにまとめられている間取りは、一人暮らしには適しているかもしれませんが、二人暮らしの場合には不便さを感じる可能性があります。

たとえば、相手が入浴中はトイレを使用できませんよね。トイレを使いたいときに使えない状況はストレスになるでしょう。また、においが残りやすいことも難点といえます。

二人暮らしの快適な生活を考えるなら、バス・トイレ別の間取りを検討することをおすすめします。

ゴミ置き場・出し方のルール

ゴミの処理は日常生活で欠かせないタスクの一つですが、生活スタイルや仕事の都合で自治体のゴミ回収日に出せない場合もあるでしょう。

そんなときに便利なのが、24時間ゴミ出し可能なマンションです。

新しい住まいを選ぶ際は、ゴミ置き場・出し方のルールも事前に確認しておくことをおすすめします。

キッチンの広さ

自炊する機会が多く、二人とも料理をするのであればキッチンの広さもチェックポイントです。

キッチンやガスコンロのスペースが広く確保されていると、片方が調理を担当している間にもう片方が別の作業を効率的にこなせるなどのメリットがあります。

キッチンに二人立てる広さがあることで、料理の準備や調理がスムーズに行え、一緒に美味しい食事を楽しむ機会が増えるでしょう。

食の好みが異なる場合にも、コンロの数が複数あると作り分けしやすいのでストレスを感じにくいはずです。

収納スペース

新しい住まいを選ぶ際、収納スペースを確保できるかという点も確認しておきましょう。

間取り選びの際はどうしても居住空間の広さに注目しがちですが、二人分の荷物を収納できるスペースがないと新たに収納棚などを購入する必要性が出てきます。

なお、一ヵ所に広い収納場所がある間取りよりも、シューズボックス(玄関)、吊戸棚(キッチン)、ウォークインクローゼット(居室)など、適切な場所に収納スペースが確保されている間取りが理想的です。

間取り図でチェックしたい項目

間取り図でチェックしたいポイント

間取り図は、各部屋の広さや配置、窓・ドア・収納の位置などの情報が描かれている平面図です。

ここでは、間取り図を見るときにチェックしておいたほうが良い項目を確認していきましょう。

方角や広さ

 部屋の方角は、日照や風通しなどに大きな影響を与えます。南向きの部屋は通常、日当たりがよく明るいですが、夏は暑くなりやすいです。一方、北向きの部屋は日照が少なく冷涼です。

方角は暖房・冷房の必要性にも関わってくるため、窓の位置と合わせて確認しておきましょう。

部屋の広さは、家具のサイズや配置を考える際に役立つ情報です。

戸や扉・窓

間取り図では、各部屋の入口に戸が示されています。

引き戸の場合は、横にスライドさせるふすま、開き戸の場合は扇形で描かれていて開閉方向が分かるようになっています。

窓の位置は、日光の取り入れ方や風通しの良さをイメージする際に役立つ情報です。たとえば、居室の窓が方向の違う場所に2ヵ所あれば部屋の風通しは良いと判断できます。

生活動線

間取り図を見て、生活動線に問題ないか確認しておくことも大切です。

たとえば、「料理を作ってテーブルへ運ぶまでの動線はスムーズか」「洗濯機置き場から干場までの距離感はどうか」など。日常的な行動パターンをスムーズにするために、部屋の配置と通路の使いやすさをチェックしておきましょう。

また、災害時の避難経路も考慮すべきです。

自分たちの生活スタイルや好みに合致する間取りを見つけるために、間取り図の情報も十分に活用しましょう。

二人暮らしの部屋探しで失敗しないためのポイント

二人暮らしの部屋探しで失敗しないポイント

以下の点も、二人暮らしの部屋を探す際に確認しておくべきポイントです。

部屋を探すときにチェックするべきポイント
  • 場所やエリア
  • 建物の種類
  • 初期費用

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

場所やエリア

二人暮らしの新しい住まいを見つける際、場所やエリアは非常に重要な要素です。

特に、通勤に関する要因を考慮することは、快適な生活を送るために不可欠といえます。

お互いの通勤時間や乗り換え回数などを検討し、ストレスなく通勤できる範囲で絞り込んでいきましょう。

また、「商店街がある」「郵便局や銀行、病院が近い」など周辺施設をチェックしておくことも大切なポイントです。

建物の種類

部屋探しをする際は、建物の種類や構造にも着目してみましょう。

マンションタイプ

マンションは、通常3階建て以上で鉄筋コンクリート造(RC)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)、鉄骨造(S)の共同住宅です。

防音性が高くてセキュリティ設備が充実している物件が多く、静かで落ち着いた生活環境を整えやすいメリットがあります。

アパートタイプ

アパートは2~3階建てで木造や軽量鉄骨造の共同住宅を指します。

マンションに比べて建設費や維持費を低く抑えられるため、家賃も比較的リーズナブルです。

防音性の高さ、セキュリティ設備の充実度、家賃相場など、それぞれの特徴を把握して二人に合った物件を探しましょう。

初期費用

部屋を借りる際には、敷金・礼金、家賃保証会社への初回保証料、火災保険への加入費など、家賃以外にもさまざまな費用がかかります。

また、引越し費用のほか、以下のような家具・家電、生活備品を揃える資金も必要になるでしょう。

例)
・家具:ベッド、テーブル、イス、ソファ、棚など
・家電:冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、炊飯器、テレビ、エアコンなど
・生活備品:調理器具、食器類、カーテン、寝具、掃除用品など

初期費用を見積もっておかないと想定外の出費で慌てることになってしまうので、「部屋を借りるための費用」「生活用品を揃えるための費用」は予算をあらかじめ決めておくことをおすすめします。

カップルの同棲のアドバイスは、こちらの記事でも詳しく紹介しておりますので、ぜひご参考ください。

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まとめ

二人暮らしに必要な間取りは、お互いの生活サイクルや考え方によってさまざまです。

部屋数、設備、初期費用、建物の種類、立地エリアなど、お互いの要望やニーズを話し合い理想的な部屋を見つけましょう。

えんコーポレーションでは、福岡県内で管理が行き届いた賃貸物件を多数取り揃えており、ご予算に合った物件を見つけるお手伝いをしています。

新しい生活のスタートに向けて、希望通りのお部屋が見つかるまでサポートをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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