福岡の分譲マンションの価格は高騰中?|気になる相場は?

マンションの価格は、過去10年の間で高騰しています。

マンションの価格高騰は、全国的なもので、福岡でも同様です。

この記事では、マンションの価格が高騰した背景や相場について詳しく解説していきます。

福岡市中央区小笹の新築分譲マンション!

目次

分譲マンションの価格高騰

分譲マンションの価格は、2012年から2022年までの推移を見てみると、全国的に上昇しています。

分譲マンションの価格が高騰している、と言われても首都圏だけの話だと思っている人もいるかもしれませんが、ここ10年におけるマンションの価格高騰は首都圏だけの話ではありません。

各地域におけるマンション相場の価格推移

首都圏においては、10年間一度も価格が下落することなく、上昇し続けています。

10年前と比べると1.6倍の価格になっているというデータも。

同様に近畿地方も10年間で一度もマンション価格が下がることなく上昇しています。なかでも大阪の価格は10年で1,000万円以上の差があるのです。

大阪府:2012年1,683万円→2021年2,687万円、大阪市:2012年1,791万円→2021年3,186万円と推移

東北地方では、2017年から2019年にかけてマンション価格の下落が確認されています。

しかし、その後は上昇を続け現在では2012年から2021年までの間で30%以上の価格上昇が見られます。

また、北海道も例外なくマンションの価格は上昇しています。

過去10年間の推移を見てみると、下落した年はありません。

2012年と比較すると2021年では65%も上昇しています。

福岡市の価格高騰

全国的に過去10年間でマンションの価格は高騰しています。

福岡市も同様です。前述の通り、北海道でもマンションの価格は上昇していることから、首都圏から離れていてもマンションの価格は上がっており、全国的に上昇傾向と言っても過言ではありません。

福岡市では、2013年から2021年まで年々上昇しており、下落した年はないようです。

価格高騰の背景として、景気や政策などが影響しています。

過去にはアベノミクスや東京オリンピック招致、新型コロナウイルス感染症の流行などがありこれらがマンションの価格高騰へ影響を及ぼしていると考えられます。

新型コロナウイルス感染症の流行により、リモートワークへとシフトする企業が増え、それにより手持ちのマンションが手狭になったため新しくマンションを買い替えた人も増えました。

人口・世帯数の増加

福岡市において、人口・世帯数の増加もマンション価格を上昇させる理由の一つです。

福岡市の人口・世帯数は右肩上がりで増えていっています。

仕事の減少により、地方に住んでいた家族が、地方から都市に移り住むため世帯数が増えたとされています。

世帯数が増えたということは、それに伴い住居も必要になります。需要がある分、マンションの価格は上昇していきます。

新築マンションの販売数減少

価格高騰の理由として、新築マンションの販売数が減っているという点も挙げられます。

新型コロナウイルス感染症により、2020年に新築マンションの販売数が下がりました。

一時は回復したものの、再度減少しています。

地方から都市へ移り住む人が増え、住居に対する需要は高まる一方で新築マンションの販売数が減少していると、買いたい者同士が競い合い、多少価格が高くても購入してしまいます。

その状況が続くとマンションの価格高騰へ繋がり、現在もなおマンションの価格は上昇の一途をたどっているのです。

福岡県全体のマンション価格

全国でマンションの価格が10年前に比べて高騰していますが、福岡県全体のマンション価格はどのように推移しているのでしょうか。

また、現在のマンション価格についても確認していきましょう。

福岡でマンションの購入を検討している方は、えんホールディングスへぜひご相談ください。

条件に合った物件探しからご提案までトータルサポートいたします。

新築マンションの価格

新築マンションの平均坪単価が2013年は137.9万円に対し、2022年では244.9万円まで上昇しています。

同様に、新築マンションの平均価格も上昇しており、2013年では2,671万円であったのに対し、2022年は4,303万円となっています。

比較すると平均坪単価は77.6%の上昇、新築マンションの平均価格は61.1%の上昇となっているのです。

年々高騰する新築マンションですが、特に福岡市は再開発や地下鉄の延伸により地価が高騰しています。

中古マンションの価格

中古マンションの価格も、新築マンションほどの上昇率ではありませんが、緩やかに価格が上がっています。

中古マンションの2013年における平均坪単価は、76.8万円で2022年では127.7万円となっています。

また中古マンションの平均価格は2013年は1,683万円でしたが、2022年には2,725万円と約1,000万円ほど上がっているのです。

新築マンションを購入することは難しいが、中古マンションであれば手が届く消費者層からの需要が高くなり、高騰していると考えられます。

中古マンションでも、資産になりますし投資として購入する人もいます。

今後の見通しとして、新築マンション、中古マンション両方の需要はさらに高まり高騰する可能性もあるでしょう。

参照:東京カンテイプレスリリース/福岡市・北九州市のマンション供給動向https://www.kantei.ne.jp/report/115TR_fukuoka.pdf

今後の福岡県マンション価格

福岡県のマンションは価格が上昇しています。

今後はどのように変化するのでしょうか。福岡県にまつわるマンション価格について、予測してみましょう。

金利の影響

マンション価格に金利は大きな影響を与えます。金利が上がると、住宅ローン金利も同様に上昇します。

金利が1%上がる場合、住宅ローンの利息は35年で15%〜20%増えます。

金利が上がるとマンション購入において影響が出るのは、ローン支払い者の返済額です。

月々の返済額が増えてしまうと、購入者の負担も大きくなります。

例えば、月々の返済額が10万円という条件の場合、35年ローン、金利1%であれば3,500万円の物件を購入することができます。

金利が1%上昇した場合、同様の返済額で購入できるのは3,000万円の物件になってしまうのです。

これらのことから、消費者はマンション購入を控えるようになる可能性も大いに考えられます。

総人口の見通し

福岡市における総人口は2015年で153万人でした。

2020年では160万人と増加しています。国立社会保障・人口問題研究所では、2020年から2030年の間で67,000人の人口が増加すると予測されています。

一方で、2020年から2030年の間に減少する年代もあると予測しています。

2020年の30代から40代の人口は46万人でしたが、2030年では41万人になる見通しだそうです。10年の間で5万人減ってしまうことになります。

マンションを購入しようと検討している年代の多くは30代から40代にかけてです。

その年代の人口が5万人減ってしまうとなれば、マンションの購入数も減少する可能性も出てくるでしょう。

金利と人口から、マンション価格は

景気や世情により、マンションの価格は変動します。

一部の地域では新型コロナウイルス感染症の影響により、落ち込んだ年もありますが現在はそれから回復傾向にあります。

マンションの価格は栄えている都市や駅周辺に人口が集中する状況は、今後も変わることはないでしょう。

その観点から見れば、マンション価格は安定すると予測できます。

しかし、都市開発や駅の延伸によって、今まで価格がそれほど高くなかった地域のマンションが突然高騰する可能性も少なくはありません。

ここで注意したいのが金利の上昇です。金利が上がると住宅の価格が下がってしまう可能性が挙げられます。

そもそも、マンション価格が高騰した理由として、金利の低下が挙げられます。

低金利で住宅ローンを組むことができるため、消費者が高めのマンションでも購入できてしまうからです。

しかし、今後の見通しとして金利は上昇傾向とされています。

上昇する理由として、世界的に物価が上がっているからです。

すでに海外では、金利が上がったため住宅の価格が下落してる状況も見受けられます。

福岡で分譲マンションを購入するタイミングは?

福岡で分譲マンションを購入したいと考えている人は、購入のタイミングとしていつが良いのでしょうか。景気や世情、地域の人口などすべてを考慮して決定するのはなかなか難しいところです。

下落か低金利か

マンションを購入する場合、総支払額を考えた際にマンションの本体価格が下落しているときか、低金利かどちらが良いか迷ってしまうでしょう。

金利の影響でも述べた通り、金利が上がってしまうと月々の返済額が同額でも購入できる物件の価格は下がります。

その観点から、低金利で購入した方が良いと考える人もいるでしょう。

一方で、マンション価格の下落を待った場合、その背景に金利の上昇があるかもしれません。

そうなると、下落を待って購入するのが得か低金利で購入するのが得かの判断は微妙なところとなるでしょう。

ローン完済時期の逆算

マンションの価格について言及してきましたが、住宅ローンを組んで購入する場合、価格の変動だけにとらわれてしまうのはNGです。

住宅ローンは月々支払う金額が決められており、完済時期を定年に合わせる人が大半となっています。

定年後は就労時と比べ収入が減ってしまったり、安定した収入を望めないことからローンが残っていても繰り上げ返済をすることで、定年前に完済することも視野に入れておきましょう。

そのため分譲マンションを購入する際に、完済時期の逆算は必須となるでしょう。

良い物件と出会えたとき

マンションの購入は決して安い買い物ではありません。

だからこそ、少しでも安く購入したいと考える気持ちがあり、価格の下落や高騰に敏感になりより良い購入時期を模索しているのでしょう。

しかし、その点ばかりを注視しすぎてしまい、焦って結論づけてしまうのは失敗のもととなり、自分がマンションを購入するにあたって外せない条件やポイントを見落としてしまいます。

そうならないためにもできる限り視野を広くして、焦らず良い物件と出会えたときに購入するようにしてください。

その他、分譲マンションの買い時についてはこちらの記事でも紹介しておりますので、ご参考ください。

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分譲マンションの購入時に気をつけたい点

ここからは福岡のマンション事情ではなく、分譲マンションを購入する際に気をつけたい点について解説していきます。

費用関係

マンション購入で発生する費用としては、

頭金

事務手数料

登記費用

などの諸費用もあります。

また、月々の支払いとして住宅ローン以外にもマンションの管理費や修繕積立金も必要となります。

マンションによってその金額は異なりますが、これらの費用も月々必要ということを念頭に入れておいてください。

必要な費用を確認した上で、月々の支払いに無理のない範囲で住宅ローンを組むようにしていくと良いでしょう。

初期費用に関しては、こちらの記事でご説明しておりますのでご参考ください。

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専有部分や共有部分

過ごしやすいマンションかどうかは、専有部分となる部屋だけとは限りません。

もちろん、部屋の広さや間取りも重要となるでしょう。

しかしそれ以外にも部屋の向きや階数も外せない条件として出てくるはずです。

共用部分や設備も大事なポイントとなります。

例えば、防犯カメラが設置されている、オートロックであるといったセキュリティ面や、宅配ボックスや24時間ゴミステーションといった数日家を空ける際に便利な設備も重視したいと考える人もいるでしょう。

敷地内の公園やジム、エントランスに歓談スペースがあるといった便利な設備を求める人もいます。

これらの条件は一度すべて洗い出した上で、優先度を順位付け、その上で希望価格と合う物件があるか探していきます。

希望している条件だと予算がオーバーしてしまう場合は、そのなかから取捨選択し、より良い物件を探すようにしてください。

周辺情報

周辺情報も長く暮らす上で、チェックしておくと良いでしょう。

特にスーパーやドラッグストアなどの日用品を購入できる場所や、学校や病院などの位置も把握しておきたいところです。

ハザードマップも確認の上、災害時のリスクを考慮しておいた方が良いでしょう。

部屋探しや契約

賃貸であれば、部屋探しや契約を自分が良いと思う不動産会社を選びそこで手続きを進めることが可能です。

新築マンションの場合、多くは販売代理店が売主の代理として行っています。そのため、知り合いの不動産に依頼することはできません。

そのため、販売代理店がどのような会社か事前に調べておくと良いでしょう。

まとめ

福岡のマンションについて、人口世帯数から価格の推移を見てきました。

今後の見通しとして、景気や世情が絡んでくるため、明言できない部分も多くあります。

しかし金利が下がるとマンション価格の高騰が起こり、金利が上がるとマンション価格は下落する傾向であるため金利によって左右される可能性が高いでしょう。

福岡のマンション事情について、より最新で地域に特化した情報を相談するのであれば、えんホールディングスまでお問い合わせください。

専門スタッフが親身になって対応いたします。

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