ダイニングキッチンとは?キッチンの種類やレイアウト例を紹介

「ダイニングキッチンの種類は?」

「ダイニングを快適な空間にするポイントは?」

キッチンとダイニングのレイアウト次第では、動線がコンパクトになり、家事効率が良くなります。

また、家事効率だけではなく、家族と会話しながら料理を楽しむこともできます。

今回は、「ダイニングキッチンのレイアウト例」や「ダイニングを快適な空間にするためのポイント」について解説していきます。

これから、引越しやマンション購入を検討している方は、参考にしてください。

この記事でわかること
  • ダイニングキッチンとは
  • キッチンの「壁付け式」「対面式」について
  • 対面式キッチンのメリット
  • 対面式キッチンのデメリット
  • ダイニングキッチンのレイアウト例
  • ダイニングを快適な空間にするためのポイント

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目次

ダイニングキッチンとは

ダイニングは食事をとる場所であり、一般的にはダイニングルームとも呼ばれます。

しかし、現代の日本の住まいでは、独立したダイニングスペースが少なく、ほとんどの場合、キッチンやリビングと一体化しています。

ダイニングキッチン(DK)は、ダイニングテーブルが配置され、家族が食事をする空間である「ダイニング」と、食事の準備や調理を行う「キッチン」が隣接または一体化している配置のことを指します。

キッチンは「壁付け式」「対面式」がある

キッチンには「壁付け式」「対面式」といった種類があります。

ここでは、「壁付け式」「対面式」それぞれの特徴について解説していきます。

壁付けキッチン

壁付けキッチンは、リビングやダイニングの一角に壁に向かって設置されるキッチンです。

調理などの作業は壁に向かって行い、後ろはダイニングやリビングスペースとつながっています。

作業スペースが広いため、夫婦や親子など家族で一緒に料理をするのにも最適です。

壁付けキッチンの形状には主にI型とL型の2種類があります。

I型キッチンは、賃貸物件でもよく採用され、最も一般的なタイプで、1辺の壁に向かってキッチンが設置されています。

コンパクトなI型キッチンは価格も安く、広いスペースが必要なくても設置しやすいのが特徴です。

L型キッチンは、2辺の壁に向かって作業台が設置されているタイプです。

作業スペースや上下の収納スペースを広く取ることができ、料理や調理の効率を高めることができます。

対面式キッチン

対面型キッチンは、シンクや作業台がリビングやダイニングと面するように設置されたキッチンで、近年では主流となっています。

料理や洗い物をしながら、家族とコミュニケーションを取ったり、テレビを楽しんだりできるのが魅力です。

対面型キッチンは、キッチンに居ながらリビングやダイニングの様子を見渡せるため、家族とのコミュニケーションも自然と増えます。

料理中も会話に参加したり、お子様の勉強の様子を見守ったり、家族との時間をより楽しく充実させることができます。

対面型キッチンは、作業スペースが広いため、複数人で料理をしても快適です。

また、リビングやダイニングと一体化した空間なので、開放感があり、料理のモチベーションもアップします。

対面型キッチンには、I型、II型、L型、U型、アイランド型の5つのタイプがあります。

  • I型キッチン: カウンター付きやペニンシュラタイプなど、様々なバリエーションがあります。
  • II型キッチン: 調理スペースとコンロスペースが分かれているので、動線がスムーズです。
  • L型キッチン: 広い作業スペースと収納スペースを確保できます。
  • U型キッチン: 複数人で同時に作業できる、広々としたキッチンです。
  • アイランド型キッチン: 開放感抜群で、キッチンをリビングやダイニングの中心に配置できます。

対面型キッチンは、家族との時間をもっと楽しくしたい方、料理をもっと快適にしたい方におすすめです。

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対面式キッチンのメリット

近年では主流となっている対面式キッチンのメリットは、以下になります。

対面式キッチンのメリット
  • リビングやダイニングを見渡せる
  • コミュニケーションが取りやすい
  • 作業・収納スペースが広くなる

それぞれのメリットについて紹介していきます。

リビングやダイニングを見渡せる

対面キッチンの最大のメリットは、料理をしながらリビングやダイニングを見渡せることです。

壁付けキッチンでは壁に向かって調理するため、家族とのコミュニケーションが取りにくいというデメリットがあります。

一日のうちキッチンに立っている時間が長いため、特に小さなお子様や高齢の方、ペットがいる場合には、料理中に見守ることができると安心です。

また、リビングでテレビを観ながら料理をしたいという人にとっても、対面キッチンはおすすめです。

壁付けキッチンではテレビを見ながら料理をすることが難しいですが、対面キッチンではテレビを観ながら家族と会話を楽しみながら料理することができるのもメリットの一つです。

コミュニケーションが取りやすい

対面式キッチンのメリットは、家族とのコミュニケーションが取りやすいことです。

キッチンの正面に障害物がないため、対面キッチンではリビングルームにいる家族の様子を見ながら料理をすることができます。

このため、小さなお子様がいる家庭でも安心して調理を行うことができます。

さらに、料理中でも家族と会話を楽しむことができ、キッチンに立つ人が孤立してしまうことはありません。

家族とのコミュニケーションを大切にしたい方にとって、対面式キッチンは理想的な選択肢と言えます。

作業・収納スペースが広くなる

対面式キッチンは、機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンであり、広々とした空間で料理や片付けも快適に行えます。

また、壁付きキッチンと比べて作業スペースが広く確保できます。

コンロ周りには調味料や調理器具をたくさん置けるため、料理中もスムーズに動き回ることができ、効率が良くなります。

また、シンクの近くにも食器洗い乾燥機や洗いカゴを置いても圧迫感を感じません。

対面式キッチンは、収納スペースを多く確保できる場合が多く、吊り戸棚や下台収納に加え、カウンター下や背面スペースも有効活用できます。

これにより、調理器具や食器類はもちろん、食品ストックやゴミ箱などもすっきり収納できます。

また、カウンターでは、ちょっとした食事を楽しんだり、作業スペースとして活用したりと、様々な用途に利用できます。お気に入りの雑貨を飾って、カフェのような空間を演出するのもおすすめです。

対面式キッチンのデメリット

対面式キッチンのデメリットは、以下の通りです。

対面式キッチンのデメリット
  • キッチンに多くのスペースが必要
  • キッチンの中が周囲から見える

それぞれのデメリットについて紹介していきます。

キッチンに多くのスペースが必要

対面キッチンは、調理スペースを広く取る代わりに、ダイニング部分が狭くなることがあります。

広い間取りであればそれほど気になりませんが、スペースが限られている場合はダイニングが少し狭く感じるかもしれません。

しかし、対面キッチンの間の通路スペースを狭くすると、料理をするときに動きにくくなる可能性があります。

家族が一緒に料理をする際も使い勝手が悪くなるかもしれませんので、通路の幅は適切に確保することが重要です。

ダイニングスペースやキッチン通路の幅を確保するのが難しい場合は、コンロ・シンク・調理台が横並びのI型キッチンか、L字型のL型キッチンがおすすめです。

キッチンの中が周囲から見える

対面式キッチンは、基本的に手元が丸見えになるため、シンクの中やカウンターの上、コンロの様子などが、周囲から見えてしまいます。

来客がある際には、キッチンが見えてしまうこともあるので注意が必要です。

掃除が得意な人にとっては問題ありませんが、小まめに洗い物や掃除をすることが苦手な人や、時間がない人にとっては、デメリットと感じてしまうかもしれません。

このように、来客が多い方は、常に整理整頓されている状態を保つ必要があります。

ダイニングキッチンのレイアウト例

ここでは、「対面型」と「横並び」のダイニングキッチンのレイアウト例を紹介していきます。

間取りや広さを考慮して最適なレイアウトを選ぶようにしましょう。

対面型

上記の対面型のレイアウトでは、ダイニングとキッチンを合わせて10畳以上のスペースがあります。

その中には4人掛けのダイニングテーブルのセットが配置できます。

カウンターの前にダイニングセットを配置する場合、キッチンに対して垂直にレイアウトするのがおすすめです。

これにより、配膳がスムーズになり、家事の動線も向上します。

さらに、リビングダイニングを見渡せるため、小さなお子様を見ながら料理するときも便利です。

横並び

横並びのレイアウトは、キッチンとダイニングテーブルが一直線に並んだ、開放感と機能性を兼ね備えたスタイルです。

キッチンとダイニングが一体化したようなレイアウトで、調理から配膳、食事、片付けまでの動線を短縮でき、家事の時短につながります。

また、横並びのレイアウトは、キッチンとダイニングの間を行き来するスペースが不要になるため、リビング部分を広々とした空間として活用できます。

ソファやテレビなどをゆったりと配置し、開放感あふれるリビング空間をつくることができます。

ダイニングを快適な空間にするためのポイント

ダイニングを快適な空間にするためのポイントは、以下の通りです。

  • 部屋の広さに合った家具を選ぶ
  • キッチンからの動線をスムーズにする
  • 色使いで空間を広く見せる

それぞれのポイントについて紹介していきます。

部屋の広さに合った家具を選ぶ

ダイニングテーブルは場所をとる家具のため、部屋に合ったサイズのものを選ぶことが大切です。

大きすぎるダイニングテーブルは圧迫感を与え、動線を妨げてしまいます。

また、逆に小さすぎるテーブルは、使い勝手が悪くなり、窮屈な印象を与えてしまう可能性があります。

ダイニングテーブルを選ぶ際には、部屋のサイズに合わせるだけでなく、椅子に座った時の奥行きや通路の確保も考慮する必要があります。

伸縮式や折り畳み式のテーブルを活用することで、用途に応じてコンパクトに使うことができます。

さらに、狭い空間では背の低い家具を選ぶことで、空間を広く見せる効果も得られます。

キッチンからの動線をスムーズにする

料理から食事、片付けまで、スムーズな動線を確保することは、快適な空間を実現するために欠かせません。

そのため、キッチンからダイニングまでの動線設計を考える必要があります。

理想は、キッチンからダイニングへ直接的な経路を確保することです。キッチンとダイニングが近接している場合は、通路をできるだけ短く保つことが大切です。

キッチンやダイニングの間に移動の妨げとなる家具や障害物を配置しないようにしましょう。

通路幅を十分に確保することで、スムーズな動線を確保することができます。

また、カウンターキッチンを設置することで、料理の受け渡しや配膳をスムーズに行うことができます。

カウンターは、料理を置くスペースや、食事後のちょっとした作業スペースとしても活用できます。

このように、快適なダイニングをつくるためには、キッチンからのダイニングの導線をスムーズにすることが大切です。

色使いで空間を広く見せる

部屋の広さは変えられなくても、色使いで広く見せることができます。

白やベージュなどの明るい色は、空間を広く見せる効果があります。

壁や天井、床などに明るい色を使うことで、部屋全体が明るく広がりを感じることができます。

大きな面積のカーテンや家具にも、明るい色を取り入れるのがおすすめです。

また、ダイニングテーブルの天板をガラスにすることで、視界が遮られず、空間が広く感じられます。

さらに、テーブルの脚を細くすることで、視界を妨げるものが少なくなり、より広々とした印象になります。

間接照明やペンダントライトなどの照明を活用することで、部屋全体を均一に照らすことができます。

暗い部分がなくなり、空間全体が明るく広がりを感じることができます。

このように、色使いや家具、照明によって空間を広く見せることができるのでおすすめです。

まとめ

ダイニングキッチンは、現代の住まいにおいて主流となっている、ダイニングとキッチンが一体化した配置のことを指します。

ダイニングキッチンのレイアウトには「対面型」と「横並び」があります。

「対面型」は、家族とのコミュニケーションが取りやすく、作業スペースも広くなるメリットがある一方で、スペースを取ることや、キッチン内が周囲から見えることがデメリットとされてます。

また、ダイニングを快適な空間にするためには、広さに合った家具の配置や色使い、照明を工夫することが大切です。

キッチンとダイニングの間の動線をスムーズにすることで、家事の時短にも繋がり快適に生活することができます。

福岡でマンションの購入を検討している方は、えんホールディングスへぜひご相談ください。

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