マンションの駐車場の種類や料金相場について解説!トラブル例や対策を紹介!

マンションを購入する際は、駐車場を確保することが大切です。マンションによっては、駐車場が無く、車両のサイズが限定されることがあります。

車を所有している人は、マンション購入前に、駐車場の種類料金契約形態を確認することが大切です。

本記事では、「マンション購入する際の駐車場の事情」のほか、以下について詳しく解説します。

この記事でわかること
  • マンションの駐車場の種類
  • マンションの駐車場の料金相場
  • マンション駐車場の契約形態
  • 駐車場に関するトラブルとその対策

福岡市中央区小笹の新築分譲マンション!

目次

マンションを購入する際は駐車場も確認する

マイカー所有者にとって、マンション選びの際に駐車場の有無の確認は重要です。

自治体が設置率を定めているにもかかわらず、100%の設置率を持つ物件はあまり多くないのが現実です。

物件詳細に「駐車場あり」と記載があっても、確実に利用できるわけではありません。

新築マンションでは駐車場抽選があり、利用できない場合は近隣の駐車場を借りる必要があります。

また、駐車場のタイプや利便性も重要で、購入前に内覧会などで確認することが必要です。

マンションの駐車場は必ず利用できるものではない

マンションに駐車場があっても、必ず利用できるわけではないので注意してください。

利用できない理由について詳しく解説していきます。

マンションの駐車場が利用できない理由
  • 住戸の数より少ない場合もある
  • 新築マンションの場合は抽選が一般的
  • 空きがない場合はキャンセル待ちになる

住戸の数より少ない場合もある

マンションでは、法律上、駐車場の設置の義務はないが、自治体によって規模に応じた駐車場の設置率が決められてます。

なので大規模なマンションでは駐車場があるのが一般的ですが、住戸数分の駐車場が確保されるとは限りません。

都心部よりも郊外や地方の土地代が安い地域では、戸数以上の駐車場が設けられることもあるが、都市部では不足することがあります。

このように、車を所有する人や都心部でマンションの購入を検討している人は、マンションを購入する前に駐車場の状況を確認することが大切です。

新築マンションの場合は抽選が一般的

新築マンションでは、駐車場の数が利用希望者を上回ることがあります。

駐車場の台数が希望者を上回る場合は、抽選が行われることが一般的です。

抽選の時期は、マンションごとに異なるので、購入を検討している際は確認しなくてはいけません。

万が一、抽選に外れた場合でも、同じマンション内でのキャンセル待ちが可能です。

また、確実に駐車場を利用したい場合には、駐車場利用権が付与された特定の住戸を選ぶことが選択肢の一つとなります。

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空きがない場合はキャンセル待ちになる

中古マンションを検討する際には、すでに住民が利用する駐車場が埋まっているケースもあります。

購入者が後から入居するため、駐車場に空きがない可能性があるからです。

マンションを購入する際に、駐車場が利用できない場合は、キャンセル待ちをするか、近隣の有料駐車場を利用するかになります。

物件を選ぶ際には、駐車場の有無を優先順位に入れて考えることが重要です。

もし、駐車場が埋まっている場合は、近隣の駐車場の空きを確認しておくとスムーズに利用することができます。

マンションの駐車場の種類

マンションの駐車場の種類は以下の3種類です。

マンションの駐車場の種類
  • 平面駐車場
  • 自走式立体駐車場
  • 機械式立体駐車場

それぞれの駐車場の種類について紹介していきます。

平面駐車場

平面駐車場は、一般的な駐車スペースで、平地に整備された駐車場を指します。

時には建物の1階を駐車場にした形態もありますが、一般的には屋外かつ屋根のないタイプが多いです。

平面駐車場のメリットは、出し入れがしやすく、メンテナンス費用も低い点が挙げられます。

一方で、デメリットとしては車が雨などによって汚れやすいことです。

また、都心部のマンションでは駐車スペースが限られるため、設置台数が少ないことがあります。

多くの場合、平面駐車場と機械式立体駐車場を併設したマンションが見られますが、利便性の高い平面駐車場が人気で利用料金も高く設定されています。

自走式立体駐車場

自走式立体駐車場は、自分で車を運転してスロープを上り下りし、駐車するタイプの駐車場です。

これは一般的な大型ショッピングモールの駐車場でよく見られる形タイプです。

このタイプの駐車場のメリットは、屋根があるので車が汚れにくく、雨天時でも乗り降りがしやすいことです。

さらに、入出庫がスムーズで、スペースを確保するので車高の高い車でも利用しやすい点も挙げられます。

一方で、自走式立体駐車場のデメリットは、スロープを上らないと駐車できないため、少し時間がかかってしまうことです。

また、最上階には屋根がないことが多いため、雨の際に不便を感じることもあります。

機械式立体駐車場

機械式立体駐車場は、機械を利用して車を出し入れするタイプの立体駐車場です。

この種類の駐車場には、昇降方式やピット式など、いくつか種類があります。

このタイプの駐車場のメリットは、まず操作が必要なため、盗難やいたずらのリスクが低いことです。

また、屋根があるため車が汚れにくく、他の車と接触する心配もありません。

一方で、車の出し入れに時間がかかることがデメリットです。

さらに、駐車可能な車のサイズに制限があることにも注意が必要です。

マンションを購入する際に、将来の車の買い替えを考慮して、駐車場に収まるサイズの車を選ぶ必要があります。

マンションの駐車場の料金相場

マンションの駐車場料金は一定の決まりがないため、価格設定はマンションごとに異なります。

一般的に、多くのマンションでは周辺の駐車料金に近い価格で設定されます。

地域によって相場に違いがあるため、一概には言えませんが、月額5,000円から30,000円程度が一般的な相場とされています。

ただし、地方では月2,000円程度で借りることができるエリアもありますが、都心部では月額50,000円以上かかることもあります。

例えば、福岡市の場合は以下が料金相場になります。

エリア料金相場(月額)
福岡市博多区10,000円~33,000円
福岡市中央区8,000円~22,000円
福岡市東区5,000円~14,000円
福岡市南区5,000円~17,000円
福岡市西区4,000円~16,000円

このように、マンションの駐車場料金は、地域による差が大きいのが特徴です。

マンション駐車場の契約形態

マンション駐車場の契約形態は以下の2種類です。

マンション駐車場の契約形態
  • 賃貸方式
  • 分譲方式

それぞれの契約形態について解説していきます。

賃貸方式

分譲マンションでは、駐車場の契約形態が賃貸(専用使用権)であり、毎月駐車料金を支払うのが一般的です。

このような場合、駐車場を利用するためには管理会社に駐車料金を支払う必要があります。

駐車場の維持管理・運用は管理会社が行うのが一般的です。

駐車場を利用する者は、駐車場利用契約や駐車場賃貸借契約を管理会社と締結し、月極で料金を支払うことになります。

分譲方式

駐車場のもう1つの所有権方法は「分譲方式」です。

これには、「所有権分譲型」と「専用使用権分譲型」があります。

「所有権分譲型」では、駐車場の所有権をマンションの専有部と一緒に購入できます。

「専用使用権分譲型」は、駐車場は住人の共有部分ですが、住戸の販売時に駐車場の「専用使用権」がセットになります。

高額な権利代金でも、毎月の駐車場料金を一括で支払えば、結果的に割安に感じることがあります。

ただし、分譲方式には登記費用や固定資産税、管理費や修繕積立金がかかることもあるため、必ずしも経済的とは限らないので注意するようにしてください。

駐車場に関するトラブルとその対策

駐車場に関するよくあるトラブルは以下の通りです。

  • 車両・物損事故
  • 不正駐車される
  • 車上荒らし

それぞれのトラブルと対策について解説していきます。

車両・物損事故

駐車場内でよくあるトラブルは、他の車や通行人との接触、フェンスやコーンの破損などです。

個人間の事故は当事者間で解決されますが、設備や備品の破損については管理組合への報告が必要です。

備品破損に対応するためには、管理会社または管理組合に報告し、保険の利用も検討します。

また、機械式駐車場のセンサー異常による緊急停止があれば、管理会社やメンテナンス会社に連絡して復旧を依頼するようにしましょう。

車両・物損事故の対策は以下の通りです。

  • 駐車場内ではすぐに止まれる速度で走行する
  • 対物賠償保険に加入する

駐車場内では、すぐ止まれるように走行すれば、接触事故を防ぐことができます。

また万が一、物損事故になった場合でも「対物賠償保険」に加入しておけば、保険金がおりるので経済的負担を軽減することができます。

駐車場では物損事故が多いので気を付けるようにしましょう。

不正駐車される

無断駐車は法的には「不法行為」に該当し、軽犯罪法違反などの可能性もありますが、実際に罪に問われることは少ないです。

警察に通報しても意味がないわけではなく、所有者特定時に連絡や警告書を貼付してくれることもあります。

過剰防衛は避けるべきで、管理者と連携して対策を行うことが大切です。

無断駐車に対する対策として、三角コーンや駐車禁止の張り紙を設置することが有効ですが、過剰な妨害は損害賠償のリスクがあるため注意が必要です。

自力救済は法的に禁じられており、無断駐車に対する怒りや苛立ちがトラブルを拡大させる可能性があるため、管理者や弁護士を交えた話し合いをおすすめします。

車上荒らし

マンションの駐車場でも、車上荒らしやいたずらといったトラブルは避けられません。

特に平面駐車場は外部からの侵入が比較的簡単であり、防犯上のリスクが高いです。

万が一、車上荒らしにあった場合は、被害者が自ら警察に被害届を提出する必要があります。

窃盗罪や器物破損罪などとして捜査され、犯人が特定される可能性があります。

また、被害を最小限に抑えるためには、個人でも対策を取ることが重要です。

例えば、車載カメラを設置し、不審者の行動を記録することで証拠を残すことができます。

また、車両保険には車上荒らしやいたずらによる被害をカバーする特約を付けることもできます。

これらの対策は、被害に遭った際のリスクを軽減することができるのでおすすめです。

まとめ

今回は、「マンション購入する際の駐車場の事情」などについて紹介してきました。

マンションの駐車場は、空きが少ないこともあるので、購入する前に駐車場を確保できるかの確認をすることが大切です。

また、駐車料金は地域によっても異なりますが、月額5,000円〜30,000円ほどになります。

マンションの駐車場の種類は以下になります。

マンションの駐車場の種類
  • 平面駐車場
  • 自走式立体駐車場
  • 機械式立体駐車場

駐車場によっては、車のサイズに制限がある場合もあるので、所有している車のサイズが駐車できるかを事前に確認するようにしましょう。

福岡で駐車場付きのマンションの購入を検討している方は、えんホールディングスへぜひご相談ください。

物件探しからご提案までトータルサポートいたします。

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