「よくある騒音トラブルは?」
「騒音トラブルの対処方法は?」
上記のように、騒音トラブルについて疑問を抱えている方はいるのではないでしょうか。
騒音トラブルは、戸建てよりマンションの方が多く、実際にトラブルになった時にどのように対処したらいいか分からない方も多いかと思います。
今回は、「騒音トラブルの代表例」や「騒音が気になる時の対処方法」について紹介していきます。
- 騒音トラブルの代表例
- マンションの騒音が気になる時の対処方法
- 個人でできる騒音対策
- 騒音トラブルを防ぐマンションの選び方
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騒音トラブルの代表例
騒音トラブルの代表例は以下の通りです。
- 上階の足音
- 騒ぐ声や笑い声
- 楽器の音
- ペットの吠え声
それぞれのトラブル例について解説していきます。
上階の足音
上の階にお子様が住んでいる場合、走り回ったり飛び跳ねたりする音が下の階に非常に大きく響きます。
一部は仕方がないと理解していても、常に暴れ回る音が絶え間なく続くと、ストレスがたまり、生活に支障をきたすことがあります。
このような状況が続くと、騒音トラブルに発展することもあります。
騒ぐ声や笑い声
最近では、バルコニーをオープンリビングのように活用する人が増えていますが、屋外で大勢が騒ぐと非常にうるさく感じられます。
また、屋内でも窓を開けた状態で話し声や笑い声が響くと、静かな生活環境が乱されてしまいます。
楽器の音
テレビや楽器などの音響機器の音が大きすぎると、非常に迷惑です。
特に楽器の音は防音対策が不十分だと周囲に響きやすく、夜間などの静かな時間帯には、不快に感じることがあります。
ペットの吠え声
マンションでペットを飼うことが許可されている場合でも、特に犬の鳴き声が頻繁に聞こえると、その音が騒音となり、生活に支障をきたすことがあります。
夜中に何度も吠えられると、眠れなくなることもあり、非常に困ります。
マンションの騒音が気になる時の対処方法
マンションの騒音が気になる時の対処方法は、以下になります。
- 当事者で話し合いをする
- 管理会社や管理組合に相談する
- 弁護士に相談する
- 警察に相談する
それぞれの対処方法について紹介していきます。
当事者で話し合いをする
騒音の発生源を特定した場合、同じマンション内であれば、相手が知り合いのケースもあります。
この場合、警察や弁護士に相談する前に、直接話し合いもできます。
ただし、相手を怒らせると、逆にトラブルが大きくなる可能性があるため、できる限り穏便な解決を目指しましょう。
話し合いの際には、相手の立場や感情に配慮し、冷静にコミュニケーションをとることが重要です。
管理会社や管理組合に相談する
賃貸の場合は管理会社に、分譲マンションの場合は管理組合に相談しましょう。
管理会社や管理組合は、張り紙の設置や文書の投函などで注意喚起を行ってくれます。
特に、固体音の場合は、上から発生しているように聞こえても、実際にはそうでないこともあります。
当事者を特定することが難しいため、推測だけで判断しないように注意しましょう。
弁護士に相談する
継続的かつ極めて悪質で、一般的な受忍限度を超える騒音がある場合、最終手段として弁護士に相談することを検討しましょう。
弁護士に相談する際には、騒音を録音するなどの証拠を集めておくと、より客観的な情報として受け取られる可能性が高まります。
弁護士に相談した場合、通知書を騒音の原因者に送付することで問題が解決することもありますが、改善が見られない場合は裁判に発展する可能性もあります。
万が一裁判に至った場合、騒音が発生した時間や場所を記録しておくと有効です。
ただし、裁判沙汰になるとお互いに居住環境が悪化する可能性があるため、できるだけ話し合いで問題を解決することが理想的です。
警察に相談する
生活騒音の場合、事件や事故とは異なり、緊急性がないため通報を躊躇うことがあるかもしれません。
しかし、度を越えた騒音は不法行為となり得るため、緊急性のある、耐え難い騒音が発生している場合は遠慮せず警察に通報しましょう。
ただし、緊急性がない相談などについては警視庁の相談ホットライン「#9110」などを利用することができます。
警察は騒音の通報を受けると、現場に向かい、騒音源(騒音を発生させている人)に注意を行います。
刑事事件に発展していない場合、警察は音を止める強制力はありませんが、警察の介入により多くの人は騒音を控えるようになるため、試す価値はあります。
また、直接苦情を伝えるよりも、騒音主との対立を避けることができるというメリットもあります。
個人でできる騒音対策
個人でできる騒音対策は以下になります。
- 防音マット
- 防音効果のあるカーテン
- 遮音テープ
- 防音パネル
それぞれの防音対策について紹介します。騒音トラブルの加害者にならないように、自身でも対策することをおすすめします。
防音マット
防音(防振)マットは、床から発生する振動音を抑えるために使われます。
例えば、お子様が床で跳ねたりした時の音を和らげるために利用されます。
これにより、下の階などに響く音を軽減することができます。
防音マットには、シートタイプやパネルタイプなどの種類があります。
一般的に、シートタイプの場合、1畳あたり700〜2,000円程度で購入可能です。
防音効果のあるカーテン
外部からの騒音が気になる場合、防音効果のあるカーテンに変えることも有効です。
これにより、ペットの鳴き声や楽器の演奏音など、住居内の音が外に漏れるのを抑えることができます。
防音カーテンは、音を遮るだけでなく、光を遮る効果も持っているものが多いです。
そのため、外の明るさが気になる場合にも役立ちます。
効果を最大限に高めるには、窓全体を隙間なくカーテンで覆うように取り付けることがポイントです。
遮音テープ
「遮音テープ」は、遮音シートをテープ状にした製品で、ドアや防音マットの隙間を埋めることで、防音効果を向上させます。
これにより、ドア枠に沿って貼ることで防音効果を強化できます。あらゆる隙間を埋めるのに最適な防音アイテムです。
また、「隙間テープ」は、アパートやマンションなどの集合住宅で起こる騒音に効果的です。
外からの音が聞こえるということは、室内の音も外に漏れている可能性があり、騒音の問題となります。
このような場合には、窓枠の隙間に隙間テープを挿入することで、空間が閉じられ、音が遮断されます。
防音パネル
防音パネルには、「吸音パネル」と「遮音パネル」の2種類があります。
「吸音パネル」は、主にロックウールやグラスウールが使われていますが、最近ではフェルト素材のものも増えており、取り付けが簡単で軽量でありながら吸音性も優れています。
また、断熱材としても使用できるため、火災対策にも役立ちます。
一方「遮音パネル」は、コンクリート、木材、金属、石膏ボードなど複数の素材から作られており、厚く重いのが特徴です。
重量や密度が高いほど、より効果的な遮音効果が得られます。
部屋内からの音漏れを防ぎ、外部からの騒音も遮断することができる優れた防音アイテムです。
騒音トラブルを防ぐマンションの選び方
騒音トラブルを防ぐマンションの選び方は以下の通りです。
- RC造・SRC造のマンションを選ぶ
- 角部屋や最上階の部屋を選ぶ
- 周辺の状況を考慮して立地を選ぶ
それぞれのポイントについて解説していきます。
RC造・SRC造のマンションを選ぶ
防音に優れた建築構造としては、RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)が選択肢として挙げられます。
これらの構造は、木造やS造(鉄骨造)に比べて遮音性が高く、通常の生活音でも気にならないレベルに抑えられます。
音の遮音性を評価する指標として「遮音等級」(L値)があります。
この値が低いほど、建築物が音を遮断し、防音性能が高いことを示します。
なので、マンションを購入する前に「遮音等級」(L値)を確認するようにしてください。
最近の新築マンションであれば、RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の構造が多いため、そこまで心配する必要は無いですが、中古マンションを購入する際は注意が必要です。
角部屋や最上階の部屋を選ぶ
角部屋を選ぶことで、右隣や左隣からの騒音を確実に遮断できるため、騒音トラブルのリスクが低くなります。
同様に、最上階を選ぶことで、上の階に住む人の足音が響かなくなるため、騒音の悩みが軽減されます。
最上階かつ角部屋を選ぶと、予算は上がるかもしれませんが、騒音を避けやすくなるというメリットがあります。
しかし、最近の新築マンションは防音対策が行われているので、角部屋や最上階の部屋以外の部屋でも快適に生活することができます。
このように、予算に余裕がある方は、騒音対策として角部屋や最上階の部屋を購入するのも一つの手段です。
周辺の状況を考慮して立地を選ぶ
マンションを選ぶ際には、建物だけでなく周辺の環境にも注意しましょう。
例えば、近隣に繁華街や駅がある場合、夜間や週末には騒音が発生する可能性があります。
同様に、学校や幼稚園が周囲にある場合、登下校時にお子様たちの活気ある声が聞こえるかもしれません。
このように、周辺環境を考慮したうえで立地の良いマンションを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、「騒音トラブルの代表例」や「騒音が気になる時の対処方法」について紹介してきました。
- 上階の足音
- 騒ぐ声や笑い声
- 楽器の音
- ペットの吠え声
マンションでの生活では、上下左右の住戸との距離が近いため、騒音トラブルが発生しやすい環境です。
特に、お子様やペットのいる家庭からの騒音は、周囲の住人に大きなストレスを与えることがあります。
- 当事者で話し合いをする
- 管理会社や管理組合に相談する
- 弁護士に相談する
- 警察に相談する
マンション内の騒音問題に直面した場合、まずは当事者で話し合いを試みることが重要です。
また、当事者同士で話し合いを避けたい場合は、管理会社や管理組合にも相談するようにしましょう。
それでも改善され無い場合は、弁護士や警察に相談するのも一つの手段です。
騒音トラブルは、当事者にとって大きなストレスとなります。早めに行動し、適切な方法で解決することが重要です。
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