一人暮らしの水道光熱費の平均について知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「一人暮らしの水道光熱費の平均」について紹介していきます。
一人暮らしの水道光熱費の平均額は、年齢層によっても違いがありますが、1ヶ月あたり「10,225円」となっています。
他にも「水道光熱費の仕組み」や「水道光熱費を節約する方法」についても解説するので、ぜひこの記事を参考に、一人暮らしの水道光熱費の平均について理解を深めてみてください。
一人暮らしの水道光熱費の平均とは?
一人暮らしの際に発生する水道光熱費の平均について、ご説明しましょう。
一人暮らしの水道光熱費の平均については、以下のとおりです。
※全世代と34歳以下の区分は参考サイトを踏襲しております
年齢 | 電気代 | ガス代 | 上限水道代 | その他光熱費 | 合計 |
全世代 | 4,737円 | 3,023円 | 2,049円 | 416円 | 10,225円 |
34歳以下 | 3,474円 | 2,629円 | 1,482円 | 69円 | 7,654円 |
参照元:総務省統計局
上記のように、一人暮らしにかかる水道光熱費の1ヶ月あたりの平均は「10,225円」で、34歳以下については、1ヶ月平均「7,654円」となっています。
しかし、水道光熱費は、住んでいる地域や生活スタイル、季節などによっても大きな差がでてしまうので、あくまで参考値としておきましょう。
例として、1年中過ごしやすい地域であれば水道光熱費は安く抑えられますが、寒さが厳しい地域だと暖房費がかさみやすいです。
また、テレワークを始めとした在宅でお仕事をしている方は水道光熱費がかさみやすく、日中外出が多いビジネスマンであれば、水道光熱費は相対的に安くなります。
水道光熱費の仕組み
水道光熱費とは、以下の3つの金額を指します。
- 電気料金
- ガス料金
- 水道料金
ここでは、それぞれの仕組みを紹介していきますので、これから一人暮らしを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
電気料金の仕組み
電気料金の計算方法は以下になります。
- 基本料金+使用した電力量料金+その他料金
基本料金については、契約している会社やプランなどによっても異なりますので、事前に確認をしておきましょう。
基本的に、電力料金は使用した分だけ料金がかかる従量制になるので、使用量に応じて単価が分けられています。
しかし、電力消費量だけでは電気料金が決定するのではなく、契約プランやアンペア数によって料金に大きな差が生まれてしまうので、あらかじめ注意が必要です。
地域別の平均電気料金
地域別の平均電気料金については、以下のとおりです。
地域 | 平均電気代 |
北海道・東北地方 | 6,218円 |
関東地方 | 4,967円 |
北陸・東海地方 | 5,699円 |
近畿地方 | 5,131円 |
中国・四国地方 | 6,593円 |
九州・沖縄地方 | 5,820円 |
参照元:総務省統計局
上記のように、もっとも高い電気代の地域は「中国・四国地方」で、2番目は寒さが厳しい「北海道・東北地方」です。
人口が多い地域だと、電気代が安くなる傾向があるので、平均電気代も安いです。
季節別の平均電気料金
季節別の平均電力料金については、以下のとおりです。
季節 | 平均電気代 |
2022年1~3月 | 7,749円 |
2022年4~6月 | 6,333円 |
2022年7~9月 | 6,418円 |
2022年10~12月 | 6,557円 |
参照元:総務省統計局
1月~3月は年間の中でもっとも気温が低く、エアコンや電気ストーブなどの暖房機器を使用する頻度が高くなるので、電気料金が高くなります。
逆に、4月~6月は過ごしやすい気温なので、電気使用量が少なく、平均電気料金も年間でもっとも安いです。
ガス料金の仕組み
ガス料金の計算方法は以下になります。
- 基本料金+(単位料金×使用量)
単位料金は変動しないので、使用した分に応じてガス料金が高くなる仕組みになっています。
しかし、基本料金はガス会社によって異なりますし、単位料金も時期によって変動するので可能性もあるので、定期的に確認をするようにしましょう。
また、ガス料金は都市ガスよりもプロパンガスの方が高くなります。
地域別の平均ガス料金
地域別の平均ガス料金については、以下のとおりです。
なお、ここに記載している金額は総務省統計局の統計データを元に算出された単身世帯のガス代の統計金額であり、使用しているガスの種別は分けられておりません。
地域 | 平均ガス代 |
北海道・東北地方 | 3,297円 |
関東地方 | 3,136円 |
北陸・東海地方 | 2,831円 |
近畿地方 | 2,818円 |
中国・四国地方 | 2,824円 |
九州・沖縄地方 | 2,824円 |
参照元:総務省統計局
季節別の平均ガス料金
季節別の平均ガス料金については、以下のとおりです。
季節 | 平均ガス代 |
2022年1~3月 | 3,892円 |
2022年4~6月 | 3,387円 |
2022年7~9月 | 2,345円 |
2022年10~12月 | 2,777円 |
参照元:総務省統計局
1月~3月は年間の中でももっとも気温が低いので、ガスの使用量が多くなり、平均ガス料金が高くなります。
具体的には、追い焚きを繰り返したりなど、水温が冷たい時期ほど、ガスの使用量が多くなります。
水道料金の仕組み
水道料金の計算方法は以下になります。
- 基本料金+使用量
基本料金は、その地域の自治体によって料金が異なるので、自治体のホームページで情報を確認しておきましょう。
また、下水道と上水道によっても金額が分かれているので、事前に注意が必要です。
電気料金を節約する方法
電気料金を節約する方法については、主に以下の3つがあります。
- 電力会社を見直す
- LED照明に交換する
- 電化製品の使い方を見直す
それぞれの方法を解説します。
電力会社を見直す
今契約している電力会社や料金プランを見直すことで、月々の電気料金を安くすることも可能です。
電力自由化に伴い、現在ご自宅で使用する電気は、さまざまな電力会社から選べるようになりました。
電力会社によって電気料金プランが異なり、中には一人暮らしに適したものもあります。
例えば、時間帯によって電力料金の単価が割安になるプランを用意している電力会社がおすすめです。
一人暮らしで朝と夜しか家に人がいない場合、夜の電気代が安くなるプランに加入すれば、月々の電気代を節約しやすくなります。
他にも、電気とガスをまとめて一括で契約することで割引できるプランのように、会社の規模や提携先などによってさまざまなサービスや割引が期待できるでしょう。
なお、電力会社は、基本的にWEBで気軽に変更が可能です。
変更したい電力会社を見つけた場合、現在契約している電力会社とお客様番号、供給地点特定番号を契約ページに記載して申し込めば、早ければ1~2週間で変更できます。
なお、お客様番号も供給地点特定番号も、毎月電力会社から送られる検針票に記載されておりますので、こちらを確認しましょう。
LED照明に交換する
現在、使用している照明に蛍光ランプや白熱電球を使っているのであれば、LEDに交換するだけでも、電気料金を節約することが可能です。
LEDは省エネ性能に優れており、蛍光ランプの約4分の3まで電力を節約することができます。
値段は高いですが、寿命もLED電球の方が30倍以上も長いので、長期的に見るとLED電球の方がお得に利用が可能です。
電化製品の使い方を見直す
電化製品の使い方の見直しも、節約につながります。
一般的な家庭で使用している電化製品の中で、以下の3つの電気使用量は、全体の50%以上を占めています。
- エアコン
- 冷蔵庫
- 照明
これから電化製品の見直しを検討している方は、上記3つの使い方を見直すだけでも、電気代を削減できる可能性が高くなります。
- エアコンの設定温度を調整
- 冷蔵庫のドアの開閉回数を減らす
- 昼間はなるべく照明を使用しない
などのように、電気量が減るような工夫することをおすすめします。
ガス料金を節約する方法
ガス料金を節約する方法については、主に以下の3つがあります。
- 調理方法を見直す
- お風呂の使い方を見直す
- 使用しているガスを見直す
それぞれの方法を紹介します。
調理方法を見直す
調理方法を見直すことで、ガス料金の節約につながります。
具体的に、調理方法でガス料金を節約する方法については、以下があります。
- 圧力鍋を使用して調理時間の短縮をする
- 鍋から炎がはみ出さないようにコンロを調整する
- 鍋底の水滴を拭き取ってから火にかける
上記以外でも、調理中にガスをなるべく使用しないように心がけるだけでも、ガス料金を節約することにつながります。
お風呂の使い方を見直す
シャワーや湯船などのお風呂の使い方を見直すことで、ガス料金の節約が可能です。
シャワーを流しっぱなしにせずに、こまめに止めるようにするだけでも、ガス料金の節約につながります。また、節水効果が付いているシャワーヘッドに取り替えることもおすすめです。
他にも、湯船にお湯を張る日数を少なくすることも、ガス料金を大幅に削減することにもつながります。
使用しているガスを見直す
もし、これから家を建てる、あるいは賃貸物件を探すのであれば、使用するガスを確認しましょう。
ご家庭で使用するガスは、主に「プロパンガス」と「都市ガス」の2つです。
プロパンガスは地下のガス管から供給される都市ガスとは異なり、ガスボンベを配送して使用しています。
そのため運送費と人件費が発生するので、都市ガスに比べるとコストが高くなる傾向にあるとされています。
しかし、プロパンガスは都市ガスに比べると熱量が高く、その分短期間でお湯を温めたり追い焚きが早く終わったりといった強みがあり、ライフスタイルによってはプロパンガスの方が良い場合もあります。
また、ガス自由化に伴い供給会社を選べることから、プロパンガスでもガス会社を見直すだけで月々のガス代金が下がるる場合もありますので、プロパンガスでも十分に節約は可能です。
※ 賃貸の契約内容によっては会社変更できない場合もございますので、契約内容はしっかりと確認しましょう。
プロパンガス、都市ガスに共通して有効な節約方法として、ガスコンロやファンヒーターの定期的なお手入れが挙げられます。
例えば、ガスコンロが汚れている場合火力が低下してしまい、その影響でガス使用量が増える場合があるのです。
他にも、電池切れを起こしそうな場合、点火しにくくなって無駄にガスを消費してしまう場合もあります。
こうした定期的な掃除は機能だけではなく、油汚れによる見た目の悪化や虫の発生も防げるので、節約面以外にもメリットがあります。
水道料金を節約する方法
一人暮らしで光熱費の他に節約できるものとして、以下の2つを紹介します。
- 洗濯の回数を減らす
- トイレ洗浄の大と小を使い分ける
また、町内会や自治会の費用と水道代がセットになっている九州地方特有の制度の「水町費」は、水道をいくら使っても水道代は固定となります。
水町費についてはこちらの記事でも詳しく紹介しております。
水町費のように、地域によって水道代の仕組みが異なる可能性もありますので、料金については事前に確認をするようにしましょう。
ここからは、それぞれの水道料金を節約する方法を解説します。
洗濯の回数を減らす
洗濯の回数を減らすことで、水道料金を大幅に削減することにもつながります。
こまめに洗って洗濯の回数を増やすよりも、なるべく少ない回数で洗濯をするようにしましょう。
洗濯機や使用している洗剤の見直しも有効です。
また、縦型洗濯機よりもドラム型洗濯機の方が節水効果を得られますし、すすぎが少なくなる洗剤もあります。
さらに、お風呂の残り湯をポンプで汲み上げて洗濯に使ったり、すすぎ方法を「ためすすぎ」にするなどの節水方法もあるので、これらを試してみることもおすすめします。
トイレ洗浄の大と小を使い分ける
トイレ洗浄の大と小を使い分けることで、水の無駄遣いを防ぎ、水道料金を節約することにつながります。
トイレの製品にもよりますが、「大」で流す場合はおよそ8リットル、「小」の場合はおよそ6リットルの水が消費されます。
一日のトイレの回数を大1回小3回と仮定した場合、全部大で流すと32リットル、使い分けた場合は26リットルと、6リットルほど差が生じるのです。
一日の水量で比較すると微々たる差ですが、年間で考えた場合、トイレのみで年間2,190リットルほどの使用量の差が生じるので、毎日の積み重ねで差を実感できるでしょう。
それ以外の節水方法だと、市販されている節水グッズを使用するという手段もあります。
例えば、ウォーターセーバーと呼ばれる節水グッズは、レバーを上げている間だけ水が流れるようにできるため、節水効果が期待できます。
タンク内のフロートバブルに乗せるだけで使用でき、手間がかからないため、手軽に節水できる方法の一つといえるでしょう。
一人暮らしで光熱費の他に節約できるもの
一人暮らしで光熱費の他に節約できるものとして、以下の2つを紹介します。
車関連費用
現在、車を使用している方は、一人暮らしを機に車を使用しない生活スタイルに改めると良いかもしれません。
車を使用していれば、ガソリン代や車検法定費用、駐車場代など、さまざまな費用がかかります。
しかし、徒歩や自転車などを使う生活スタイルに切り替えれば、不要な自動車保険も解約でき、大幅な節約が可能です。
その際は、勤めている会社から近い物件や、買い物ができる施設が近い物件などを選ぶと良いでしょう。
また、自転車を利用する予定がある方は、希望している物件に自転車置き場があるかどうかも調べることも大切です。
通信費
インターネット回線やスマートフォンなどの通信費を見直すこともおすすめです。
スマートフォンを格安SIMに乗り換えたり、インターネット回線と光熱費を一緒にすることでお得になるプランなどを選ぶことで、大幅なコストダウンにもつながります。
プランを変更するだけでも、毎月の支払いが「2,000円以上も安くなるケース」もあるので、定期的にプランを見直すことをおすすめします。
一人暮らしの光熱費を抑えよう!
一人暮らしで水道光熱費を節約したいのであれば、まずは現在かかっている費用の見直しから始まります。
普段ムダに電気やガスを消費していないか、電力会社やガス会社は今のライフスタイルに適しているところかなど、改めて見直すと改善点が見つかるかもしれまません。
一人暮らしを始めたばかりの場合、いわれるままに電力会社を選んでしまい、高くついていたというのもよくあることです。
ちょっとした意識で、水道光熱費は下がりやすくなります。
この記事で紹介しているポイントを参考に、ぜひ見直しをしてみましょう。
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