ベストなマンションの間取りとは?間取りの基礎知識からおすすめの間取りまで徹底解説

マンションのベストな間取りとは

マンション選びにおいて、間取りは住み心地の良さを左右する重要な要素の一つです。

しかし、何を基準に選べばいいのか分からず困っている方は少なくありません。

この記事では、あなたのライフスタイルやニーズに合わせたベストな間取りを見つける方法を解説します。

マンションでよく見かける人気の間取りタイプと特徴もお伝えしていきます。

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目次

間取りの見方基礎知識!

間取りの見方

まずは、間取り図の基本的な見方から確認していきましょう。

間取り図で確認ができる内容

マンションの間取り図には、主に以下の情報が記載されています。

1. 部屋やスペースの種類

間取り図には、「リビング・ダイニング」「洋室」「ウォークインクローゼット」など、各部屋やスペースの名称が明示されています。

2. 部屋の向き

各部屋や窓の向きは、間取り図に記されている方位記号で確認できます。”N” は北を指し、その反対側は南を表します。これにより、日照や風通しを考慮して部屋の使い道やレイアウトを考えやすくなります。

3. 部屋の広さ

居室の広さは、通常「畳」または「平米」で記載されています。1畳は、たたみ1枚分の広さで約1.62平米に相当します。間取り図に平米数が記載されている場合は、1.62で割ることでその部屋が何畳分かが簡単に分かります。

例)18㎡の場合。18 ÷ 1.62=約11畳分の広さ。

間取り図の表記

間取り図には、部屋の種類やスペースをアルファベットの略称で記していることもあります。

主な略称は以下を参考にしてください。

略称呼称部屋の特徴
リビングルーム居間
ダイニングルーム食事をする場所
キッチン台所
CLクローゼット収納スペース
WCLウォークインクローゼット歩いて入れるほど広い収納スペース
納戸収納用の部屋
DENデン書斎や趣味を楽しめる部屋
サービスルーム物置・フリースペースとして使える部屋
UTユーティリティ主に浴室と隣接する化粧洗面台や洗濯機置き場を意味することが多い
UBユニットバスユニット工法で作られたバスルーム
SICシューズインクローク靴を履いたまま入れる収納スペース。主に玄関の隣にある
PSパイプスペース給水管、ガス管といったパイプ設備が通っているスペース

部屋のタイプ

「2DK」や「2LDK」といった部屋タイプごとの特徴を把握しておくことで、理想の間取りを見つけやすくなるはずです。

ここでは、混同しやすい部屋タイプの違いについて確認しておきましょう。

DKとLDKの違い

「DK(ダイニングキッチン)」と「LDK(リビングダイニングキッチン)」の違いは、テレビやソファを置いてくつろぐことができるリビングスペースの有無です。

DKとLDKの必要な広さの基準は部屋数によって異なり、居室が2部屋以上の場合は以下のとおりになっています。

2DKと2LDKの違い

2DK

2つの居室+6畳以上10畳未満のダイニング・キッチン

2LDK

2つの居室+10畳以上のリビング・ダイニング・キッチン

居室が1部屋の場合は、DK(4.5畳以上)、LDK(6畳以上)が基準です。

参考:不動産公正取引協議会連合会「不動産の公正競争規約

LDK+Sの「S」とは

物件を探していて「2LDK+S」といった部屋のタイプを見かけたことはありませんか。

この「S」はサービスルームのことで、建築基準法上、採光や換気などが居室の基準を満たしていない部屋を指します。

書庫や洋服の収納スペースとしてはもちろんのこと、書斎や趣味部屋としても使うことができます。

間取り選びのポイント

間取り選びのポイント

マンションの間取りを選ぶ際は、主に以下のポイントを確認しましょう。

物件を選ぶときに見るポイント
  • 部屋数・広さ
  • 生活動線
  • 居室の独立性
  • 収納スペース
  • ドアの開口部

部屋数・広さ

間取りを選ぶ際に重要なポイントの一つは、部屋の数と広さです。

家族が快適に生活できるかどうかは、この要素が大きく影響します。

寝室、子ども部屋、趣味のスペース、書斎やワークスペースなど、必要な部屋数を決めることでかなり選択肢を絞り込めます。

家族の人数や年齢に応じて、各部屋の広さや収納スペースの充実度も考慮してみましょう。

生活動線

間取り選びにおいて、忘れてはならない要素の一つが「生活動線」です。

たとえば、「キッチンからダイニングへの動線がスムーズで、料理を運ぶのに便利か」「洗濯機から洗濯物を取り出し、干す場所へのアクセスは問題ないか」など、日常の家事や行動をイメージしながら間取りを見てみましょう。

居室の独立性

居室の独立性が自分や家族のニーズに合っているかという点も、間取りを選ぶ際の大切なポイントです。

たとえば、家族とのコミュニケーションを重視する場合は、引き戸で仕切られていてリビングと行き来しやすい、いわゆる独立性の低い居室がある間取りを選ぶと良いでしょう。

仕事や勉強など、集中できる環境が必要な場合は、廊下を介さないとリビングへ行けない独立性の高い居室があるか確認することをおすすめします。

収納スペース

間取りを選ぶ上で、収納スペースの広さも見落とせないポイントです。

マンションの場合、収納スペースは全体の8%前後が目安とされていますが、実際に必要な広さは家族のニーズに大きく左右されます。

たとえば、アウトドア好きで多くのキャンプ道具がある家庭、楽器など大きな荷物を持つ家庭では、より広い収納スペースが必要になることが想定されます。

夫婦の衣類、子供用の物置スペース、季節ごとの家電や布団の保管場所など、具体的に必要な収納を考えてみましょう。

部屋が広くても収納スペースが不足していると収納ボックスやタンス、戸棚を追加することになるのであまりメリットはないといえます。

ドア、窓などの開口部

間取り選びでは、「ドアや窓などの開口部」も確認するべきポイントです。

とくに、各居室の窓が向いている方角は室内の日当たり、明るさ、温度に影響します。

南側

南向きの窓からは日差しがたっぷり入り、室内に日が長く差し込みます。

比較的温暖で明るい環境が期待できます。

北側

北向きの窓は日があまり入らず、室内が比較的涼しい傾向があります。

夏場はあまりエアコンを使わなくても快適に過ごせる可能性があります。

東側

東向きの窓からは朝日をたっぷりと取り込むことができます。

朝の明るさと新鮮な空気を取り込みたい場合に最適です。

西側

 西向きは午前中涼しく、午後になると日差しが強くなり暖かさが感じられます。

これらの要素を考慮して、寝室や洗濯物を干す場所をイメージしてみると良いでしょう。

世帯別マンションの理想の間取り

世帯別の理想の間取り

マンションのベストな間取りは、居住者の人数や年齢によってさまざまです。

ここからは、共働き世帯、子育て世帯など、世帯別に間取り選びのポイントをお伝えしていきます。

共働き夫婦の場合

子供のいない共働き夫婦(DINKS)の場合、理想的な間取りを選ぶポイントはお互いのライフスタイルです。

夫婦の生活リズムが異なるのであれば、「寝室を分けたい」「お互いのプライベート空間を重視したい」という要望があるかもしれません。

このような場合には、複数の居室がある2LDKや3LDKの間取りを選ぶことで各自のプライベートな空間を持ちつつ共有スペースも充実させられます。

一方、生活リズムに大きな違いがなく、夫婦で一緒に過ごす時間を重要視する場合は1LDKのようなコンパクトな間取りでも快適に過ごすことができるでしょう。

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小さな子どもがいる場合

子どもの年齢によりますが、最低でも1LDK以上のスペースが必要となるでしょう。

広さの目安として、3人家族の場合は40~75平米、4人家族の場合は50~95平米が推奨されており、これに対応する間取りとしては2LDKから3LDKが中心となります。

また、子どもが安全に遊べるように、視界に入りやすい間取りを選ぶことも重要です。

たとえば、居間で遊ぶ子どもの様子が見える対面型キッチンがある間取りを選ぶことで、子どもの安全と家事のしやすさを両立させることができます。

小学生以上の子どもがいる場合

小学生以上の子どもがいる世帯であれば、独立した子ども部屋が確保できる間取りをおすすめします。

たとえば、玄関からリビングを経由せずに直接自分の部屋へアクセスできるタイプの間取りを選ぶことで、子どもが思春期を迎えたときにプライバシーを保つことができます。

逆に、子どもの顔を見たいという場合はリビングを介して各居室にアクセスできる間取りを選ぶという選択肢もあります。

このような間取りを選ぶと、家族がリビングでコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。

最も重要なのは、子どもにも住まいに関する要望や意見を聞くことです。

快適に過ごせると思う間取りや、自分の部屋についてどのような希望を持っているのかを尊重することが、家族全体の満足度を高めるポイントになります。

子どもが独立した場合

子どもが独立した世帯であれば、新しい生活スタイルに合わせて1LDKや2LDKなど、1〜2人でも快適に過ごせる広さの間取りを選ぶことが一般的です。

これにより、室内の清掃や管理が楽になり快適な生活環境を維持しやすくなります。

また、子どもやその家族が遊びに来ても余裕がある広さの間取りにするというのも一つの選択肢です。

どのような暮らし方が良いのかは人それぞれ異なります。

自分の要望を明確にして、家族とも話し合いながら理想の間取りを見つけていきましょう。

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人気の間取り4種紹介!

人気の間取り4タイプ

最後に、マンション物件で人気の間取りを4種類ご紹介します。

部屋数は同じでも部屋の形や配置によって特徴があるので、それぞれのメリットと合わせて確認していきましょう。

オーソドックスな田の字型

田の字型間取り図

「田の字型」の間取りは、その名の通り、部屋が十字に配置されているスタイルを指します。

通常、玄関を入ると長い廊下が中央に伸び、その両側に独立した部屋が配置されています。

奥にはリビング・ダイニングが広がり、玄関の反対側にバルコニーやベランダがあるタイプが一般的です。

田の字型のメリット

汎用性が高い

この間取りは非常に一般的で、多くのマンションで採用されています。

そのため、希望の物件を見つけやすく幅広い選択肢が用意されています。

採光性が高く、換気がしやすい

十字に配置された部屋は、風通しと採光に優れています。

部屋全体に自然光が行き渡り、異なる方向から風を取り入れることができるため換気もしやすいです。

部屋の独立性

各部屋が独立しており、プライバシーを保つことが容易です。

家族のメンバーが異なる活動をしているときにも、互いの邪魔をせずに過ごせます。

縦長リビングタイプ

縦長リビングタイプの間取り図

縦長のリビングダイニングは、マンションに限らず戸建て住宅でもよく見かける間取りです。

この間取りは家具やインテリアのレイアウトがしやすく、家族とのコミュニケーションを取りやすい万能タイプといえます。

縦長リビングダイニングのメリット

両サイドの壁面を活用できる

縦長のリビングダイニングは奥行きが広いため、両サイドの壁面を広く使うことができます。

この特性を活かして、横幅の広い快適なソファや、収納スペースに優れたキャビネットを配置することが可能です。

さらに、壁面にパネル、装飾、時計、絵画などを飾るのにも適しています。

奥行きの広い視界

横長のリビングに比べて部屋に奥行きがあるため、開放感のある視界を作り出すことができます。

ただし、縦長のリビングは田の字型よりも窓が小さく、光量が制限された空間になりがちです。

暗さが気になる場合は、適切な照明計画や明るい色調の内装にするといった工夫を凝らすと良いでしょう。

横長リビングタイプ

横長リビングタイプの間取り図

横長リビングタイプは、入口から見てリビングとダイニングが横に広がる間取りです。

通常、長辺に大きな窓が設けられており、明るく開放的な雰囲気が漂います。

横長リビングタイプのメリット

窓が大きく開放的

横長のリビングは長辺に広い窓が設けられているため、開放感があり部屋が広く見えます。

自然光が豊富

大きな窓から自然光が豊富に入るため、部屋全体が明るいです。

ただし、横長リビングは窓が多く壁が少ないため、インテリアのレイアウトに制約がある点を理解しておきましょう。空間を有効活用するためには、家具の配置や収納の設置を工夫するなど計画的なアプローチが必要です。

玄関が中心にあるセンターイン型

センターイン型の間取り図

玄関が中心にあるセンターイン型は高級マンションでよく見られ、近年さらに人気が高まっている間取りです。

この間取りでは、玄関を中心にして一方向に2つの洋室が配置され、反対側にはリビング・ダイニングが広がるのが一般的です。

センターイン型のメリット

廊下が短く各部屋が広い

センターイン型の間取りは、他の間取りに比べて廊下が短く設計されています。

これにより、広々とした部屋が確保されてデッドスペースが最小限に抑えられます。

窓やバルコニーが多く日当たり・風通しが良い

多くのセンターイン型マンションはバルコニーが2ヵ所あり、高い採光性と通気性に期待できます。

間取りの変更が容易

センターイン型の特徴は、居室同士が接する設計になっていることが多いため、間取り変更やリフォームが比較的容易です。

自身のライフスタイルに合わせて間取りをカスタマイズしやすく、長い間快適に住み続けることができます。

まとめ

マンションの部屋数、タイプ、広さ、向きなどの詳細情報は間取り図からも確認できます。

家族構成や将来のライフプランを考慮しつつ、さまざまな物件を見比べて理想のマンションを見つけましょう。

もし、自身や家族にとって最適な間取りが分からない場合は不動産会社へ相談することをおすすめします。

福岡で快適な生活と将来への投資につながる不動産を探す際は、11,000戸以上の物件を供給してきた実績があるえんホールディングスへお気軽にご相談ください。

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