完成後の世界を想像してみると…
世界史データベースを利用したサービスが世にデビューしたあと、世界はどう変わるだろうかという点も聞いてみました。
草野
コテンラジオで「悩みが吹き飛んだ」といったご感想をよく頂きますが、ラジオでは自分の悩みに合わせた歴史的事例を能動的に調べる、ということはできません。個人の方が「世界史データを閲覧するアプリケーション」を使って、人生の選択に役立ててくださったり、経営者の方が「経営課題の解決に寄与するアプリケーション」を使って、経営課題と同じ事例を探したりと、「日々の生活で歴史を活用することが当たり前」な世界になってほしい、と思っています。それが、コテンがビジョンとして掲げる「より多くの人が自分と人のために考え行動している社会」にも繋がっていくと信じています。
平野
僕たちが想像もしなかった使われ方をして、予想もつかないようなことが起こってほしいと思っています。GoogleのサービスやWikipediaに「完成」がないのと同じように、世界史データベースの開発にも完成はありません。つねに更新しながら使ってもらうものになると思います。
編集部は、今回のお話をもとに、世界史データベースが世の中に出たら小説や映画でいままでになかったような物語が誕生するのではないかと感じました。作家や脚本家の方々が世界史データベースを使っている姿はそう遠くない未来にあるのではないかと。
全人類のメタ認知獲得のために、ひいては全人類の幸福のために、日夜世界史データベースの開発を進めているコテンの皆さん、改めまして、本当にお疲れ様です!
まだまだ道のりは遠いかと思いますが、今回の記事を受けて、コテンを応援してくれる人がますます増えることを願ってやみません。